読レビ

＞＞するとここで妙案が浮上！
＞＞荷物を置いていったら？
＞＞それもありかも。
＞＞それもありかも。
＞＞見張ってましょうか。
＞＞あの人、
行く気ゼロだな。＞＞そう、登りたくない者は荷物
の見張り。

登りたい者は荷物を置いて身軽に進む。
まさにウィンウィンの作戦。
＞＞いいや、ｉＰｈｏｎｅでも。
＞＞もうなんでもいいや。
＞＞ここから縄文杉まではおよそ
２時間。
高低差３００メートルの山道。
少数精鋭で突き進む。
荷物はないが、
その道はさらに険しさを増す。
＞＞内村さん、
大丈夫ですか？


＞＞ファイトー！
＞＞それでもここまで来ると、
見どころが連発。
＞＞縄文杉が昭和４１年に発見さ
れるんですが、
それまで屋久島で一番大きい杉だ
ったのが大王杉。
＞＞おー、大きい。
＞＞高さ２４．７メートル、
樹齢３０００年ともいわれる屋久
杉、大王杉。
周りの木々とは明らかに違う堂々
としたいでたちは、
まさに大王の風格。
＞＞圧巻だね。
＞＞大王！
大王！大王！見た！
＞＞さらにこちら。
２本の杉が合体した夫婦杉。＞＞見た！
＞＞やっつけ杉になっちゃってる。
＞＞そして登山開始から５時間。
＞＞なんかちょっと雰囲気変わっ
てきたんだけど。
＞＞神秘的になってきたよ。
＞＞ちょっと空気も変わってきた
感じ。
＞＞何か違うじゃん。＞＞何か違う気がする。
＞＞来た！
＞＞そう、
この先に縄文杉はある。

そしてついにご対面。
＞＞ああ！
おー！
全然想像してたのと違うな。
＞＞うん。
＞＞これが世界自然遺産、屋久島
のシンボル、
縄文杉。
幹の太さは１６．４メートル。
現在確認されている中では、
この島最大の杉。
その樹齢は７２００年ともいわれ
る。
＞＞ウィルソンで帰るところだっ
た。
＞＞諦めなくて。
＞＞なんとか来た、
なんとか。
＞＞来てよかった。
あんとき諦めなくてよかったです。
これは見ないとですね。＞＞これは見ないとだな。
＞＞それではカレンダー撮影。
＞＞イエイ！
＞＞どうにか縄文杉との１枚を収
めた。
＞＞大丈夫か？
見た？
＞＞見ました。
＞＞縄文杉見た！
＞＞帰るまでが縄文杉です。

＞＞気をつけて安全第一で。
＞＞帰りは一切カメラを回さず４
時間。
全員無事下山。
＞＞いやぁ。
つかれたぁ。
＞＞とりあえず、屋久島を脱出し
ましょう。
＞＞かわせないよ、もう。
もう逃げれないよ、これ以上は。
＞＞果たして、
台風が来る前に脱出できるか。
夜が明けてみると。
台風直撃。
全便欠航。
＞＞たぁー！お前たちを食ってや
ろうかぁ。
そこのちびっ子、食ってやろうか、
食ってやろうか。
おい、スタッフ！