回収率100%超えはさすがのひと言ですな。
AIはギャンブルの概念をも変え
る。
AIの予想は娯楽のほかにも大活
躍。
それは、
試験問題の予想。
宅地建物取り引きし、
通称、宅建。
毎年20万人以上が受験する人気
の国家資格なのですが、
合格するのは上位15%という狭
き門なのでございます。
この宅建の試験の中で、実際に出
題された29年分の問題、145
0問を、AIに学習させ、試験に
出題される問題を予想したのがこ
ちら。
その名も未来問。
合格ラインが正解率70%といわ
れている中、
未来問の的中率は驚きの78%。
つまり、
未来問を勉強すれば、受かること
になります。
開発したのは、
資格試験の学習サービスを提供している会社。
代表を務める鬼頭さんは、
東大卒で司法試験に一発合格。
頭のよさとはヤマを張る技術とい
います。
>>これまで人間が過去問を分析
して予想問題という形でいわゆる
未来問的なものを作っていたわけ
ですけれども、やっぱりそこをA
Iで、
統計的に精緻に予測を
するということで、より精度が出
るんじゃないか。
>>それでは、
驚くべき的中率を誇る未来問と、実際の試験問題を比べてみます。
>>安全上必要な高さが1.1メ
ートル以上の手すり壁、
柵または壁を設けなければならな
いというふうになっています。
>>おー、これ、ほとんど一緒じ
ゃないですか、これ。
>>そうですね。
>>えー!
>>ここまではほとんど同じみた
いなものっていうのは、やっぱり、
結構びっくりしてですね、やっぱ
り未来問の精度というのが、
かなり出たんだなということを実
感するような部分でしたね。
>>なんと、
問題の細かいところまでAIの予想が当たっていたのです。
>>ほぼカンニングに近くないで
すか?
>>その範囲を確実にやっておけ
ば受かるっていうことですね。
>>ことし10月に行われた宅建
の試験に向けて、
未来問を受講した受験生は260
0人。
その中の1人、原口さんは。
>>実際、
問題を開くと、あっ、
出てる、
出てるって思って。
>>これは合格間違いなし。結果はもちろん。
>>今回は残念ながら落ちてしま
いました。
>>えー!
一体なぜ?
実は、
ことしの合格ラインは、
例年の70%よりも高く、
74%だったんです。さらに。
>>多少半信半疑な部分があった
んですが、
来年は100%しっかり信用して、
全部解きたいと思います。>>原口さん、未来問の勉強が足
りなかったそうです。
来年こそ合格するといいですな。
>>試験に受かるのは、
あくまでスタートラインなんですね。
決してずるをできるからとか、こ
れを使えば、
特効薬的にすぐ受かりますよって
いう意味で未来問を作ったという
よりは、なるべく早くその先にあ
る世界に入っていただいて、
そこで研さんを積んでいただきた
いなという気持ちがあります。
>>鬼頭さんによると、AIを使
えば、
大学入試のセンター試験も、
出題される問題を予想することができるのだとか。
AIは、