調査捕鯨の副産物として、規制対象のミンククジラの肉なども並ん
でいます。
商業捕鯨再開の道が開けたことに
ついて、地元の捕鯨関係者は。
>>自分たちにとっては、
商業捕鯨の再開っていうのは悲願
でしたので、本当にありがたいこ
とで、これが事実であればうれし
いです。
>>これまでも何度となく、
反捕鯨団体などのターゲットとなってきた太地町。
戸惑いもあるといいます。
>>例えば、
公海上で反捕鯨の船が寄ってきた
りとか、
なんらかの形で現われる可能性が
ありますよね。
>>戦後、
貴重なたんぱく源として親しまれ、
学校給食にも出されていた鯨の肉。
かつて盛んだった商業捕鯨は、
IWCの決議で、一時中断。
当初、
異を唱えた日本も、
調査捕鯨で鯨の資源量など、
科学的なデータを示すことで、
商業捕鯨再開の道を模索して来ました。
その調査捕鯨の際には。
>>今、衝突しました。
>>反捕鯨団体から執ような妨害
を受けたことも。
ことし9月、
日本は量が豊富な鯨に限定して、
商業捕鯨の再開をIWCに提案し
ましたが、反対多数で否決。
反捕鯨国が多数を占めるIWCに
残っても、
商業捕鯨の再開に理解は得られな
いと判断し、
脱退する方針を固めたのです。
>>批判とかもあるのかなと思うんですけど。
>>私たちも、そのへんは覚悟し
てます。
取り絶やすようなことは絶対だめ
だと思います。
やはり有効に活用できる資源があ
るので、それは有効に活用したい
と。
>>日本政府は、
IWC脱退後の商業捕鯨について、
日本の排他的経済水域で行う方向で調整しています。
反捕鯨国の反発も予想される中、
日本が異例の決断に至った訳とは。
解説します。
>>捕鯨を巡っては、
賛否両論ありますけれども、
考えてみると、奥野さん、最近、
鯨を口にする機会って、ほとんど
ないですよね。
>>そうなんですよ。小学校のと
きにね、
給食で鯨カツを食べたのは覚えて
るんですけど、それ以降、私、
食べた記憶がないんですよね。
>>私たちのときは給食は黒木さ
ん、出なかったですよね。
>>鯨のお肉は給食で出なかったですね。
>>本当に食べた記憶はあまりな
いんですよ。
>>僕らの世代は、ステーキとい
えば、
鯨のことを言うてましたからね。
>>牛肉ではなくて?
それがどんどんやっぱり減ってき
てるんですね。
>>やっぱり実感どおりで、ここ
にグラフがありますけれども、や
はり年々、
鯨の消費量って減ってきていて、
最盛期も50年前が20万トンで
すから、
それに比べたら、4000トン、
ほとんどゼロに近いようなグラフになってしまってるというような
状況ですよね。
まさに今、
最近食べたことないなっていうの
が、まさに実感どおり、このグラ
フで表れていると思うんですが、
その中でなぜ、今回、
このIWCから撤退するのかとい
うことなんですが、
そもそもIWCというのは、
こういう2つの大きな崇高な目的があるんですね。これ、
鯨のまず適切な保護をしましょう
ということと、もう一つ、
鯨産業の振興をしましょうと。
これ2つ、重要な目的として、
これちゃんとIWCのホームペー
ジとか、
設立趣旨の所にも書いてあるんで