その日の天気や周辺施設のデータなどを組み合わせて、
AIが分析。
半径250メートルのエリアごとに、
タクシーを待つお客さんの人数を
予測し、
10分ごとに更新していくんです。
>>夏とか、
オリックス戦があるっていったら、
京セラドームの辺りが。>>そうですね。
>>ぐぐっと数字が上がっていっ
たりする?
>>試合の終わるころですかね。
になると、ここに需要が多くなる
ということなので、数字が大きく
なるということになります。
>>AIは、
これまでドライバーの経験と勘に頼っていた部分を補うものとして、
新人の育成に使っているのだそう
です。
気になるのは、その予測の精度。
そこで対決。
>>AIタクシーに乗る新人ドラ
イバーと、
長年の経験を持つベテランドライ
バー、
どちらのほうが乗車率が高いのか。
今回、
ご協力いただくのはこちらのお2
人です。
よろしくお願いいたします。
>>AIタクシーに乗るのは、入社半年の新人ドライバー、松崎さ
ん。
対するのは乗務歴15年目のベテラン、志賀さんです。
>>ふだん、
志賀さんからいろいろ教わってる身なんですけど、きょうはちょっ
とAIタクシーを使って、負かし
たいと。
>>この仕事、
本当に焦ってはいけないんでね、安全運転というのが一番なんで、
そのへんを含めて頑張りたいと思
います。
>>勝負は平日の午後4時から5
時半までの90分間。
タクシーがお客さんを捕まえにく
いと言われる時間帯です。
果たして何人のお客さんを乗せる
ことができるのか。
それではスタートです。
開始早々、
なにやら新人ドライバーがそわそ
わ。
視線の先には、
なんと開始1分でベテランドライバーが1人目のお客さんをつかま
えています。
これはラッキー。
>>持ってますね。
すごいな。
たぶん、
今、松崎さん、うわっ、やられたって思ってるでしょうね。
>>さて、気持ちを切り替えて。
まず新人ドライバーは、
AIが7人のお客さんがいると予
測した大阪駅周辺に向かいます。
ところが。
予測が外れたのか、
はたまた見つけることができなか
ったのか、空振りに。
気を取り直して、
12人の予測が出ている中之島に向かいます。
すると、
中之島の手前で、
お客さんを発見。
一方、
1人目のお客さんを降ろしたベテ
ランドライバーは、
経験と勘を頼りに、
平日の夕方にお客さんが多いミナミへ。
お客さんを見逃さないよう、
左車線をゆっくり左回りに車を走らせます。
これが熟練ドライバーのテクニッ
ク。
おっと、
ベテランドライバー、2人目、ご乗車です。
そして新人ドライバーもAIの予
測に従って、同じく、
ミナミ方面へ。
>>負けるわけにはいかないんで。
>>AIを搭載した新人VSベテ
ラン。
果たして勝つのはどっち?
>>気になる結果をうかがっていきたいと思います。
松崎さん。
人数は?
>>3名です。
>>3名!
ベテランドライバー、志賀さん、
結果は?
>>5回、5名。
>>なんとベテランドライバーが、
AIを上回る結果に。