うことで、災害に向けた、
予算がついたということで春先か
ら
出てくるんじゃないかと。
大阪万博に向けて、
本格的になるのは
まだ先なんですけど、工事が少しずつ始まっていきますので、
これらが支えると
私は考えています。
石川さんにお伺いしたいんですけ
ど、
賃金上昇要因にはなるけど、
中小企業にとってみると、
成長の足かせになることもありま
すよね。
関西にいる中小企業は筋肉質にな
っていまして、
私がお会いする経営者の方も手元
のキャッシュを
何に使えばいいんだろうという
相談も受けることがありますので、賃金を上げるということは
皆さんしっかり議論されていると
思います。
有効求人倍率が
ある程度高どまりしている中で
賃金に還元されるまでにタイムラ
グがありますよね。
タイムラグが
果たして今年起こるかどうかというのは
注目だと思いますね。
次の春闘がどうなるのかどうかというところが出てくると思います。
お会いする方々皆さん、
人手不足、
どうにかしないといけないという
ふうに言っているのでタイムラグ
はいつもよりは短いんじゃないか
なと考えています。
中小企業で一番心配なのは
中国リスクですね。
地政学的なリスクというか。
米中関係が非常にぐらつくと。
アメリカ市場、ナーバス、
神経質になっていますね。
ニューヨークが崩れると、東京が
崩れ、
もちろん関西経済を
無縁なわけではないですよね。年末年始、
中国景気の動向によって
アメリカの景気の動向によって日本の株価、
乱高下しましたよね。
その辺はどうですか。
米中の対立は
結構厳しくて、いろいろお会いする方々も
その辺を懸念している人はいらっ
しゃいます。
トランプって
この数年間の動きを見てみますと、
真剣にけんかすることがなくて、
中国と折り合いをつける可能性が高いんじゃないかと。
2020年に大統領選挙がありま
すので、
それに向けて、
余り景気を悪くしては自分の選挙にかかわってきますから、
そういった意味では景気を悪くし
ないほうに
かじを切りかえるんじゃないかと
思っています。
私も一つお伺いしたいんですけど、
企業の内部留保はふえているじゃないですか。
その分をベースアップには
つながってきていない企業が多いと思うんですね。
社会保険は上がっているわけで、
賃金が仮に上がったとしても
我々から出ていくお金っていうの
はたくさんになっているわけで、
それでどうして我々の懐事情がよ
くなるというふうに
なるんですか。
確かになかなかこれまで賃上げしなかったのは事実なんですけど、
ちょっと前までは
エリート景気という言い方もありましたけど、
力のある人に給料を与えて、そう
じゃない人には給料を与えないと
いうことがあったんですけど、そ
ういうことはなくて、
広く還元しなくてはいけないとい
うふうに
なってきている。
大きな変化だと思います。
企業のトップが今どういうふうに
考えているのかというのを
今年の関西経済について聞いてき
ています。
どの企業も
できるなら還元したいと言っているんですけれども、
一つ今年の出来事の中で
注目していくのは
どのあたりになります?
賃金の話が出てたので、春闘がどうなるかというのは
大きいかと思います。