いや、そんな話はない。
もうすぐに辞める人でしたから。
そういう意味では、合意するとかしないとか以前に、
初めて決裂をせずに、
交渉が成立をしたということはとても大事なんですが、やはりロシ
ア側からは、厳しいボールが来て
おります。それは、
ロシア側の主張する日本の勘違い
と善意。
>>14日、
北方領土問題を含む平和条約交渉で、
交渉責任者として初めて会談した
日ロ両国の外相。
キックオフ早々、
会合は交渉の難しさを改めて印象づけるものとなりました。
>>クリル諸島はロシアの領土で
あり、
島の主権は交渉の対象ではないと
日本側に注意喚起した。
日本の法律で、
この島々は北方領土と呼ばれている。
当然、ロシアはこれを受け入れら
れない。
>>ロシア側では、
クリル諸島と呼ばれる北方領土。
ロシアのラブロフ外相は、
その呼称と主権について言及し、
問題の進展を急ぐ日本をけん制し
ました。
譲歩しない姿勢を見せるロシアに
対し、河野外相は。
>>領土問題を含め、
日本側はわれわれの主張を明確にロシア側に伝えました。
両方の意見が一致していないとこ
ろももちろんありますが、
一致する部分というものを見つけ
ていかなければならない。
>>歯舞群島と色丹島を日本に引
き渡すと明記した、日ソ共同宣言。
去年11月、
この宣言を基礎に、
平和条約交渉を加速させることで
日ロ首脳は合意しましたが、
その後、
ロシア側は第2次世界大戦の結果、
ロシア領になったことを認めるよ
う、
日本側に迫るなど、
強気の発言を繰り返しています。
来週22日に行われることで合意
した日ロ首脳会談。
浮き彫りになった両国の溝を埋め
ることはできるのでしょうか。
今後も厳しい攻防が予想される北
方領土を巡る交渉。
なぜロシアは北方領土にこだわる
のか。
その背景に迫ります。
>>厳しいスタートとなりましたね。
>>きょうはね、
スタジオご覧の皆さんもそうですし、
それからテレビをご覧の皆さんも
そうなんですが、全員ロシアに行
きましょう。
ロシアの大地から日本と北方領土を見ていただくと、
やっぱり交渉事ですので、
向こうさんは向こうさんの理屈がやっぱあるんですね。
それがウラジオストクに皆さん立
ってください。
なんか向こうの言うことにも一理
あるような気がしてくるから不思
議でございます。
で、今回、
ラブロフさんが主張した向こうの
理屈を順番に見ていこうと思いま
すが、まずこういうことを言いま
した、会談の終わりに。
まだ交渉過程ですから、
正式な記者会見じゃありません。第2次世界大戦の結果、北方領土
がロシアの主権下にあることを、
日本が全面的に認めなさいと、まず言ったんですね。
これ、簡単に言うと、
戦争で勝ち取った領土は自分とこのもんだということを、
なんで認めないんですかと。
>>これ、日本は認めてないんで
すか?
>>当たり前です。
日本は取られたということになり
ます。
ところがそれは、
ある日付をもとに、向こう側は日本、
勘違いしてないかと、ずっと言っ
てるんですね。
その日付とは円さん、
日本が戦争が終わった日はいつですか?
>>日本が戦争が終わったのは。
>>終戦の日。
>>8月の何日かですよね。
>>8月15日ですよね。
それがロシアからすると、