2019/01/30(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!広島“福山城”へ「京都・伏見城」との深い関係とは】[字]


>>いい循環になるといいですよね。
>>いろんな工夫をやっているの
はUSJだけではなくて、いつの
時代も、
その時代に合わせて会社が労働者、
従業員に何を望むのか、
逆に従業員は会社側に何を望むのかっていうのは、本当にいろいろ
変わってきている、
今大きな転換点にあると思うんですけれども、実は、
日本にはこの会社と労働者のこの
戦いの場っていうのが、これ、
世界にも類を見ないこういうもの
がありますね。
春闘なんですね。
まさに今、
始まろうとしている。
春闘ということば、聞いたことはあるけれども、
どういうものか分からないという
方が多いと思うんですけれども、
春季生活闘争というのが春闘なん


ですね。
この日本では春のこの2月、3月
の時期に、
いろんな業界の労働者が、
一緒になって力を合わせて会社への待遇改善を求める運動をやると
いう独特の慣習、これ世界に例が
ないんですけども、
春闘と、
春の闘いというのがあるんですね。じゃあ、
この春闘というのはそもそもどこ
から始まったものなのかというこ
となんですけれども、実は、本物

の戦争がきっかけになっているん
ですね。
戦争が終わって日本が負けて国の経済、
ぼろぼろになったんですけども、
朝鮮戦争が始まったことで、
日本企業にいろんな戦争特需が生
まれたんですね。
そして経済が息を吹き返すきっか
けを得た。
そして今の高度成長、
そのあとの高度成長につながっていくんですけども、ただ、この朝
鮮戦争が終わったあとには、実は、
景気がまた悪くなっていって、
会社から雇用を解雇される人が増
えたんで、これではいけないとい
うことで、
労働者が団結して始まったのが、
この1955年・昭和30年から

始まった春闘ということになるん
ですね。
この伝統が今もずーっと続いていると、平成が終わろうとしている
今も続いている。
これはもう本当に世界にも珍しい、
労働者の戦いということがいえる
と思いますね。
>>この春闘で得るものといえば、
あれですよね。
>>そうですね。
やっぱりこの昭和30年からの65年ぐらいの間に、
一番のこの春闘の目的はやっぱり
賃金アップだったんですね。
じゃあ、
毎年毎年、
いくらかの賃金というのが、
何%か上がってきたんですけれども、じゃあ、増田さん、突然です
が問題です。
これまで65年ぐらいの間に1年間で最大の賃金の上げ率というの
を記録したのは何%ぐらいの年が
あったでしょうか。
>>1年単位ですもんね。
>>1年です。たった1年です。
>>ぐーんとね、景気、売り上げ
上がった、どーんと上げたいけれ
ども、
先のこと考えたら経営者もどーんと上げれない。
意外と細かく12%とか?
>>結構大きくきましたけど。>>大きすぎましたか?
>>実際は1年間に32.9%上

がった年があるんですね。
>>1974年?
>>1974年・昭和49年の話なんですね。
>>すごいですね。
>>じゃあ今、
数字として残っている1965年
からきょうまでどういうふうに私
たちの賃金が上がってきたのか、
ちょっと見ていきたいんですけれども、
まず1965年は、3万円に満た
ない平均賃金でした。
そこから始まって、
その32.9%を記録した1974年は、実は、
中東で戦争が起きてオイルショッ
クが起きたことをきっかけに、
物価がぐわっと上がったんですね。
ですから、賃金も上げないと生活
できないということで、
30%以上上がったんですけども、
物価もすごく上がったので、