2019/01/30(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!広島“福山城”へ「京都・伏見城」との深い関係とは】[字]
実際にはそれほど上がらなかったということなんですけども。
この上げ率、
一番大きい。そのあと、
バブル経済が始まって右肩上がり
に少しずつ上がってきてるんです
けれども、この平成に入ってから、
バブルが崩壊して、
若干下がりながらの横ばいという
状況が続いています。
そして安倍政権が始まってから、
実はこの官製春闘と、
春闘というのはもともと民間の労
使交渉ですけども、そこに政治が
介入することで、
政治の力で無理やり賃金を上げていくという政策、
2%を回復したというのが、きょ
うまで来ているということで、
大体10倍ぐらいの賃金が上がっ
たというのが、
この状況なんですね。
>>まさにこの時代を生きてこら
れた若一さん、実感はどうでしょ
うか?
>>私が70年に働き出したころ
には、
給料2万8000円でしたから。
確かに賃金がこういう形で経緯、
変化してきましたけれども、やっ
ぱり一番大きな違いを感じるのは、
雇用形態の違いですね。
われわれ若いころには、
大体正社員が大前提ですし、
まだまだ終身雇用的な、
腰の据わった職場がほとんどでし
たけど、今もうとにかく、
大きく増えたのが、
非正規雇用ですね。
同じ賃金を仮にもらってたとして
も、
実質的に。
生活に対する安心感といいますか、
先行きの見通しというのは、全然
違ってると思うんですね。
だから、
労働者の現実図るときには、
賃金とそれから要するに安心度と
いいますかね、安定度といいます
か、それやっぱり2つで見ていか
ないといけないと思いますね。
>>今、若一さんがおっしゃった
ように、まさにその先の見通しっ
ていうのは、この平成最後の春闘、
大きく方針転換というのが動き始
めようとしているんですね。
これまでは賃金アップだったんで
すね、これはもちろん大事なんで
すけれども、
それよりも未来を見据えると、
これからは人材というところに今、
春の戦いの焦点というものに移り
つつあると。
>>賃金も大事ですけどね。
>>ということなんですね。
じゃあ人材というのはどういうこ
とかと、今何が起きようとしてい
るのかというと、まさに働き方改
革の中で、ワークライフバランス
ですね。
生活と仕事のいいバランスを取っ
ていこうということで、たくさん
の今、人手不足でVTRにもあっ
たように、
多くの人を確保したいというふう
に企業は考えている。
その材料は、賃金アップというの
はなかなか難しくなってきていま
すので、
そのほかに労働時間を見直していきましょう、残業を減らしていこ
う、
それからお母さんも子どもが産み育てられるような、そういう働き
方をしっかり提供しよう、それか
ら福利厚生にも力を入れようと、
こういうことで労働者の確保って
いうのは今、
一生懸命している。
特に、
企業が今注目している現代版金の
卵といわれている人たちはこうい
う人たちですね。
今まで余り関心を払われなかった
非正規雇用の人たち、それから女
性、シニア、高齢者の皆さん、
そして法律も出来ました、
外国人の労働者、
そしてさらに、今、若者というこ
とで、
大学生をもう飛び越えて、
高校生に注目をしている企業、
中小企業も含めてですけれども、