この今任期中っていう解釈を巡って、
維新は府議、
市議のことしの４月の任期満了だと。
公明党は知事、市長、
ことしの秋の任期満了だと言って、平行線のままだったんです。
しかし、

お互い今回、
歩み寄った訳は、誤算がありまし
た。
＞＞その誤算は？
＞＞公明にとってみたら、
やはり松井知事があのような形で
文書を公開するということは誤算
だったと思います。
維新の側にしてみたら、
公明党の協力が得られなければ、
このあと仮に出直し選挙に踏み切ったとしても、そのあと、
議会の議決が必要ですから、
住民投票すらできないんですね。
＞＞過半数が必要ですもんね。
＞＞そうなんです。
維新だけでは過半数、今、持って
ませんし、
統一地方選のあとでも難しいと見
られているからなんですね。
そこでなんですけれど、
公明党はもともと、
知事・市長の任期中って言ってた
んですから、
メンツが保てます。


私たちの主張は何一つ変えていませんと。
一方の維新は、
本当は参院選挙まで、
ことし夏の参院選挙までにやりた
かったんですけど、それが少し秋
に延びますけれど、時期を妥協し
ても、
公明の賛成が得られれば、住民投
票は実施できますから、
それぞれ利害が一致した形と言え
ると思います。
＞＞先ほど藤原さんからもあった、
大阪がこの先どうなるのかもそう
なんですけど、
両者ともに政治的には落としどころを見つけたと、
田中さん、
いうことなんですね。＞＞そう思いますよね。
でもやっぱり、選挙ありきで、住
民投票ありきというふうになって
いて、ただ、そこの主役は本来、
府民であり、市民ですよね。
そこをちょっと誤算してるんじゃ
ないかなというふうに、今の段階
では思えてしまいますので、やっ
ぱりこうやって、
密約が表に出てきたりですとか、
やっぱりなんか信頼関係を取り繕ってるのかなと思うのは、
やっぱりよくないことだと思いま
すので、
これからしっかりと府民、

市民に対して、
向き合っていただきたいなと感じ
ます。
＞＞これね、公明の立場からして
みたら、
松井知事と吉村市長がクロスして、
知事と市長を変えて、
立候補すると、
同時投票、
ダブル選挙をするとなれば、
議会選挙のほうも要するに維新が議席を稼ぐ可能性が出てくると。
＞＞対抗馬を出してくると。
＞＞そうすると、
当然、
公明の議席は減ると、
それを避けたいというそこが一番
先行しては、この目に見て分かる
ことですよ。
だから、本当に市民、府民のため
に、大阪都構想がどうなんだとい
うことの誠実な議論じゃなくて、
まず自分たちのリスクがありき、
政治だからしゃあない言えばしゃあないんですが、それがここまで
露骨に、秘密の取り引きが明らか
になったあとで、
ここまで露骨に見えるのは、一体
どうなんだと。
＞＞小島さん、
この先、どう進んでいきそうでしょうか。
＞＞政治の世界なので分かりませ

んけれども、私もちょっとある議
員さんに聞きましたら、やっぱり
明らかにきょうの法定協、雰囲気
がもう一変したって言ってるんで
すね。
ただ、正確に裏で何があったかを
知っている人は、すごく限られて
いて、恐らく宮澤キャップを含め
ても、本当に少人数しか、何があ
ったか分からない。