2019/02/08(金) 16:47〜17:53 ten.【右肩上がり!トイレットペーパ市場のカラクリ】[字]
1時間当たり350マイクロシーベルト前後。
長時間の滞在はできませんが、通
過するだけなら、
簡易的なマスクで十分だといいま
す。
東京電力によると、
簡易的な装備で立ち入れる区域は、
全体の96%にまで広がりました。
これには、
大きな意味があると専門家は考え
ています。
>>作業員の作業場の安全のリス
クですね、
それと地元のリスク、
さらには社会的なトラブルを避けるための、
要するに作業を順調に進めるため
の環境が整ったという所があろう
かと思いますね。
>>事故からまもなく8年ですが、
炉心から溶け落ちた核燃料は、現
在もそのまま放置されていて、
実態も分からないまま。
その調査を含む重要な作業を開始する準備が、
ようやく整ったことになります。
>>8年の間は外の汚染を除染をしてきたんですけど、今からはも
う、一番大事なところ、
一番線量の高い所やるんですから、これは今まで以上に慎重にならな
いといけないですね。
安全を確保して、慎重に、
ステップバイステップで前へ進ん
でいっていただきたいと思います
ね。
>>その福島第一原発を抱え、
全域で避難指示が続く大熊町。
ことし、
復興に向けた第一歩を踏み出しま
す。
>>こちらはことしの5月にオー
プンする大熊町役場の新庁舎です。
こちらから軒を連ねる形で、温浴
施設、商業施設、
そして町営住宅が整備される予定
です。
大熊町にとって、大きな節目とな
ります。
>>大熊町では、
放射線量が低い地区に、
新しい役場を作り、
その周辺での避難指示解除を目指しています。
建設中の町営住宅50戸には、
60世帯から応募があったといいます。
>>とりあえず今のところ、
100名近くは戻ってくる予定です。
これは8年間、
やっぱりみんなばらばらに仕事をしてましたんで、
それが一つの屋根の下で仕事がで
きるっていうことは、
大変われわれにとっては貴重なこ
とだと思いますんで。
>>廃炉作業に従事する東京電力
の職員のために整備された住宅で
す。
さながらニュータウンの様相となっています。
>>大型施設や町営住宅は、原発
がもたらす交付金が財源。
潤いをもたらしてきた原発が、
これからも町を支えていくことになります。
大熊町を出て、
現在はいわき市に住んでいる池田さん。
大熊町再開の知らせを、
複雑な思いで受け止めています。
>>建物自体は、
屋根がぐっしゃりやられたものですから、もう雨漏りしまして、そ
のあと、
住宅にはイノシシが入っちゃってですね、駆けずり回って遊んでい
るもので、もうめちゃくちゃにな
ってますね。
私の個人的には、ちょっと大熊町
は、
まだ第一原発もこれから廃炉に向
かっての作業がいろいろ出てくる
というような状況なので、果たし
て、
本当に安心して住めるような町に
なるのかなっていうようなことで。
>>大熊町には、福島第一原発を
取り囲むように、
広大な中間貯蔵施設が整備され始
めています。
除染作業により取り除かれた汚染
土壌が、
県内全域から運び込まれ、最長で
30年、
この場所で保管されます。
池田さんは今でも、
町に原発が出来たことは間違いで
はなかったと考えています。
しかし、
40年にわたる廃炉の道のりを残す第一原発と、
30年間保管し続ける汚染土壌を