ら、なんとか糸口をつかんで、
交流を進めていきたいという人の
声が、やはり多いと思います。
ただ、
そうした人たちの中でも、今回、
なぜこうした結果になってしまっ
たのか分からない。実際、
この問題、解決するために、
どういうふうな条件を整えなければならないのか、
そこが白紙の状態になってしまっ
たというふうな受け止め方が広が
っているといえると思います。
＞＞分かりました。中継でお伝え
しました。
改めて小島さん、お願いします。
＞＞本当、衝撃の結末でしたけれ
ども、
改めてトランプ大統領の先ほどの
記者会見、
ちょっと要点だけ整理しますと、
こんなことを頭のほうに言いました。
私たちは早くやるよりも正しいこ
とをやりたいんだと。
これ、きのうの最初の、
対面したときにもこの話出たんですけれども、
改めて、
やっぱり急ぐのではなくて、とにかく正しいことをしていきたいん
だということを言って、この上で、
どんなことで折り合わなかったかという話をしたんですけれども、
先ほどから話が出てますけれども、
折り合わなかったのは、
キム委員長が制裁の完全な解除を
求めたからなんだということなん
ですけれども、
もちろんトランプ大統領の側からすると、
制裁の解除には多くのことを放棄
しないといけないということです
ので、
ここで求めてくることと、与えられることが折り合わなかったとい
うのが、トランプ大統領の説明で
すけれども、実際、
どちらから席を立ったのか、
どっちが折り合わないと感じたのかというのはもちろん分からない
ところで、キム・ジョンウン委員
長はその内容について語りません
から、今後、この今回の結末の裏
に何があったのかということは、
また検証が必要だと思いますが、
トランプ大統領、強調していたの
は、こういうことでもありました。
今回、決裂ではないんだというこ
とで、またこの先も話し合いを続
けるし、
また今後も会って協議をしていく
んだと。
キム・ジョンウン委員長というの
は、
偉大なリーダーだということを、
また改めて会見でも言っていまし
たので、この先、また話を続けて
いって、
なんらかの合意に至る道筋はかろ
うじて残したというのが、トラン
プ大統領の言い分ということにな
りますね。
＞＞まだ次の約束は具体的にはし
ていないということではあります
けれども、ただ、今回、
こういった関係をこの８か月半に及んで築けたことは、一つの成果
だというふうに、パクさん、トラ
ンプ大統領も主張したいところな
んですよね。
＞＞主張したいんですけどね。
実際は北朝鮮は現在、
国家経済発展５か年計画の最終年度に入ってまして、
本当にキム・ジョンウン委員長と
しては、
経済制裁解除を、
とにかくのどから手が出るほど欲しいと。これに完全に期待してい
ましたから、逆に北朝鮮としては、
トランプさんに裏切られたという気持ちも広がるかもしれません。
そうすると今までのその交渉が、
果たしていい方向に行くのか、
悪い方向に行くのか、
これは非常に難しい判断ですよね。北朝鮮の中にも実は、
…派と保守派の人と分かれてまし
て、改革派の人たちがこれをずい
ぶんおしてましたけれども、
この改革派が逆にこれによって追い込まれる可能性もありますから、
さっきの野村さんの話では、韓国
の改革派と進歩派の話ありました
けれども、これと同じように北朝
鮮に２つの勢力がやっぱあるんで
すね。
軍部がやっぱり今までではだめだ
と言ってますから。
そっちの勢力が強くなっていくと、
逆に北朝鮮が、
また核・ミサイル発射にいく可能性も出てきますから、
ここはやっぱりアメリカがどう対