2019/03/14(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル「崖っぷちでもがんばっぺ〜おかみと社長の奮闘記〜」[字][再]


家庭で わかめをから揚げのように揚げて食べるという→
斬新なアイデアでした。
わかめは熱を加えると変色しやすいため→
独自の技術を生かして

鮮やかな緑になるように工夫しました。
補助金の担当者や金融機関に
お披露目です。
渾身の商品は
将来性を見込まれました。
返済の猶予は


7月まで 半年間延長されました。
そんな折 県主催のコンクールへの出品が
決まりました。
お墨付きを得られれば→
返済に向けて大きな足がかりになります。
コンクールの日がやって来ました。
ライバルの水産加工会社に勝ち抜かなければ→
希望は見えません。
審査が始まりました。
う~ん。
ありがとうございます。
想像以上の評価に
ふだんは口数が少ない齊藤さんも→
この時とばかりに売り込んでいました。
審査が終わりました。
賞は 5つ。 入賞すれば→
東京・銀座のアンテナショップで紹介されます。
式には 背広姿で臨んでいました。
発表します。 マルヤマ山根商店さんの→
昆布〆味噌仕込はらこ(筋子)で
ございます。
有限会社アルバさんの
手作りえごま油入りラー油でございます。
(拍手)
おめでとうございます。
農林水産大臣賞を発表いたします。
(ドラムロール)
残るは最高の賞です。
(ドラムロール)
古舘製麺さんの

三陸イサダそうめんでございます。
(拍手)
おめでとうございます。
復活の切り札は 入賞を逃しました。
震災を機に人生が大きく変わった齊藤さん。
出口は見えないままです。
と思いますよ。
多額の補助金で復活を果たしてきた
三陸沿岸の被災企業。
返済が猶予された5年が過ぎ→
今 行き詰まる会社が増えていると大手信用調査会社が調査を進めています。
調査員が向かったのは→
4億円の補助金が支給された水産加工会社。
既に倒産していました。
宮城 岩手では→
補助金を利用し 倒産した会社が
30社近くに達しています。
全国の取り引きがある会社から
調査の依頼が次々と舞い込んでいます。
この会社によると
沿岸部の900社が 経営不振に陥り→
倒産しかねない会社もあるといいます。
補助金の自己負担分の返済が難しく→
倒産した水産加工会社の元社長がいます。
工場再建のために1億円以上の借金を背負い→
経営が行き詰まりました。
元社長には後継ぎもおらず従業員も半分に減ったため→
続ける気力が持てませんでした。
頑張って再建したものの諦める人が相次いでいるのです。
補助金の返済が近づいている 宿のおかみ

岩[外:3F642F3778827E651C8B82A4E9F06FD3]昭子さんです。
震災後につながりのできた人脈で
客を呼ぼうとしていました。
向かった先は東京です。
鉄道会社の社員への講演で宿をアピールしました。
この秋
ラグビーワールドカップが行われる→
宿の間近のスタジアム。
宿泊客が増えると期待します。
実は4年前 おかみが先頭に立って
誘致活動を行いました。
「岩手県」。
(歓声)
開催が決まった瞬間
宿は喜びに包まれました。
(一同)釜石!
それでも 宿の経営は苦しくなる一方です。
去年まで たくさんいた復興工事の宿泊客。
今年は予約が一件もありません。
おかみ 最後の頼みの綱が
東京から駆けつけました。
佐藤大介さんです。
全国でホテル事業を手がける星野リゾートの役員です。
経営破綻した旅館を立て直すなど→
困難なプロジェクトを成功に導いてきました。
あっ 大丈夫ですよ。
再建が困難なほど燃えるという佐藤さん。
手弁当で助けに来ました。
早速 宿のホームページに問題点を見つけました。
ああ いいじゃないですか! いい。