2019/06/28(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


とてつもなくきつい坂道なのだ。
≫勢いをつけて坂を上り始める。
≫しかし、坂の半分辺りで自転車を降りてしまった。
≫自宅を出発して
およそ25分
ようやく
目的地のスーパーへ到着。
≫かつて、20年以上
スーパーで働いていたという夏子さん。
生鮮食品だけは
自分で選ばないと
気が済まないのだ。
購入したのは魚や野菜など合計16点。
これらをリュックに入れて

背負っていく。
買い物を終え
来た道を慎重に戻る。
およそ20分で団地に到着。
しかし、ここからが夏子さんにとって
最大の難所なのだ


≫エレベーターがついていない団地の4階に暮らす
早川夏子さん、81歳。
買い物から帰ってきたが
ここで
最大の難所が待ち受けていた。
そう、自宅までの
39段の階段だ。
≫夏子さんは
足を悪くした10年前から
こうして
階段を上っているのだという。
≫階段を上り始めて5分後
4階に到着。
自宅を出発してから
およそ2時間が経っていた。
≫足腰の悪い夫・三郎さんが
玄関までお出迎え。
≫午後5時半。
アジの塩焼き野菜炒めなどが食卓に並ぶ。
今回購入した食材を
料理したものだ。
≫週に2~3回の買い物。
つらく感じることはないのだろうか?
≫烏山アパートでは
今年4月から
買い物弱者を救うため
移動販売が行われている。
東京23区内の都営住宅では
2番目となる試みだ。
≫移動販売は

毎週木曜日に魚介系
毎週金曜日には
朝どれ野菜などが並ぶ。
こちらは
北原和子さん、79歳と
夫の富雄さん、84歳。
およそ40年前から団地の3階に暮らしている。
≫35年前から
左股関節を脱臼し
去年には右ひざの
靭帯断裂が発覚。
≫ふらつきのほかにも
発病から30年近い糖尿病によって
手足の冷えと痺れが
絶えないという。
夫の食事管理をしている
和子さん。
移動販売だけでは補えないため
2~3日に1回は買い物に出かけている。
≫夫においしいものを食べさせて
少しでも元気を出してほしい。
苦労してでも
買い物に行く理由に
長年連れ添った夫への
思いがある。
およそ1.5km離れた駅まで
バスで移動。
ここから目的のスーパーまでは
およそ300mの距離。
自宅を出てからおよそ30分で

目的地のスーパーに到着した。
セールが行われる毎週水曜日は
必ず訪れるという。
20分ほどの買い物で
購入したのは
干物や野菜など合計16点。
買い物袋を抱え、帰路に就く。
と、そのときだった。
踏切を渡ろうと足を踏み入れた瞬間…。
≫すぐさま踏切音が
鳴り出したのだ。
≫そして、このまま
バス停へ向かうかと思いきや
なんと、スーパーのはしご。
≫夫のための大切な寄り道だったのだ。
2軒目のスーパーで購入したのは
合計19点。
≫両手に重い荷物を抱え
最後の頑張り、階段で3階へ。
≫自宅を出発してから