2019/12/01(日) 19:30〜19:59 ダーウィンが来た!「番組史上初!アフリカから生中継スペシャル」[SS][字]
どこからやってくるんでしょう?
ンゴロンゴロのはるか東
400kmも離れた海です。
海の水蒸気が
1年中吹き続ける風に乗り
途中、高い山にも
さえぎられることなく
一気に運ばれてくるんです。
こうして平原の至る所で湧き出す水。
1年中かれることなく
動物たちの命を支えています。
本仮屋≫霧ってすごいですね。
そんな役割があったんですね。
新井≫そのおかげで私たちも
こうやって動物を
観察することができている
ということなんですね。
ライオンも
少し見ていたいところなんですが
もう1チーム
呼んでみましょうかね。
堀井さん、岩合さん
そちらは、今
どんな状況でしょうか?
堀井≫今、ちょっと激レア生物のクロサイの間近にいるんですけど。
立っちゃった!映してください。
すごい臆病な性格なんで
すぐ逃げちゃうそうなんです。
本仮屋≫この中央にいるのですか。2頭いますか。
岩合≫世界中の人たちが
ンゴロンゴロに
やって来るのは
このクロサイを見たい
というのが
一番なんです。
堀井≫今、後ろ向いて…。
ちなみにクロサイってとっても貴重な生物なんですよね。
岩合≫絶滅危惧種であって
本当に東アフリカでも
見られるのは、ここの
ンゴロンゴロクレーター
だけだといってもいいです。
だからこそ、世界中の人たちがここにやってくる。
でも、さっき臆病だとか
いわれましたけど
僕は優しい動物に
見えるんですけど
どうですか?
堀井≫やっぱり間近で見ると怖いですけど
角も立派で、大きいし。
でも、なんかすごいかわいらしくは見えますよね。
せっかくなので
行けるところまで
近づいてみても
大丈夫そうですかね?
岩合≫絶対やめたほうがいい。
びくともしないほうがいい。
むやみに
近づかないほうがいいです。
サイは、気の荒い動物だと
言われてますけど
ただ、風がとても気になってて
自分の身を守るためなんですよ。
気が荒いとか言われるけど。
結局、身を守るために走り始めたんですよね。
堀井≫サイは
目が悪いって聞いたことがあるんです。
今、僕らのことをどこで
感知してるんですか?
岩合≫においと、常に耳が
こちらに向いてますよね。
音です、音です。
鼻が敏感なので草を食べるときには非常に
選びながら、自分の好きな
草を選びながら食べてる。
本当にそういう意味では
原始的な動物かもしれないですね。
見た目だけじゃなくて。
堀井≫ちょっと質問なんですけれども
このクロサイっていうのは
この近さで
見れるのって
かなりレアなんですか?
岩合≫非常に、まれだと思います。
この近さで見れるのは。だから
今、さっき、堀井さんに
近づかないほうがいいって
言いましたでしょう。
これ以上近づいたら
きっとお尻を向けて、向こうへ
逃げ去ってしまうと思います。
堀井≫急なハプニングで
こちらもびっくりしたんですけど。
ちょっと静かに見てみましょうか。
岩合≫やっぱり本当に素朴で優しい動物だと思いますよ。
堀井≫角とか
レンズとか替えたら
もっと寄れるんですかね?
岩合≫今すぐには…。
非常に迷ってる。