壊れた建物に
閉じ込められていることが
明らかになります。
由希≫私、お母さんと
お父さんに会いたい。
倉石≫諦めないで!
くるみ≫食べるものが足りひんのよ!
≫3日目。
300万人を超える避難者に対し水や食べ物が大幅に不足します。
大規模火災は鎮火したものの
停電からの復旧によって各地で通電火災が発生します。
大森≫スプリンクラーは
稼動してないのか?防火扉は?
高野≫急いで調べます。
大森≫消防にも確認取ってくれ。
中田≫分かりました。
≫そして、4日目。
相次ぐ余震によって
思わぬ被害も起こります。
住宅地で起きた大規模な土砂崩れ
川の堤防にも危機が迫ります。
田所≫中川の堤防は
もう、もちません。
推定の犠牲者数は
3万7000人です。
(悲鳴)
≫ドラマ「パラレル東京」。
江口≫結局、俺たちは
誰も本気でこうなった日のことを
考えてなかったってことだ。
≫首都直下地震発生から4日間の出来事を
私たちは4夜連続で体験します。
井ノ原≫新川さん、どうですか。
新川≫いろんなことが
短時間に起こりすぎて
今のこの映像だけで
パニックなぐらいですね。
井ノ原≫自分の身に
置き換えてみると
ということですよね。
小野≫ぜひ4日間一緒におつきあいいただいて
これを受け止めて
どうすればいいかを
一緒に考えてください。
井ノ原≫あした、パラレル東京を
襲う地震なんですが
赤松さん
どういう地震なんでしょうか。
赤松≫その地震はマグニチュード7.3
最大震度7の直下型地震。
内閣府は首都圏の
どこで地震が起きても
おかしくないということで
19パターンの震源を
想定していますが
今回、ドラマで使ったのがこちら。
都心南部が震源で冬の夕方に発生する
最も被害が大きくなると
考えられる地震です。
井ノ原≫赤いところが
被害が大きいんですね。
赤松≫これは震度分布図です。
赤い辺り、東京23区がほとんどが震度6強になります。
小野≫ピンクは?
赤松≫震度7です。
江戸川区、江東区。
井ノ原≫皆さん、これは
あくまでも想定ですからね。
赤松≫この地震によって死者は最大、2万3000人
そして負傷者は
12万3000人に上ります。
そして、この揺れによって
建物がどうなるか。
揺れで全壊する建物の図です。
色が濃いところほど全壊する建物が多いという図です。
小野≫やっぱり揺れの
強いところほど倒壊する建物が
多いんですね。
赤松≫17万5000棟が全壊すると
予想されています。
新川≫17万ってものすごい広い範囲ですね。
赤松≫これは倒壊だけです。
続いては火災です。
火災によって焼失する建物
赤色の濃い部分が
被害の大きいエリアです。
ここは燃えない地域なんですね。
都心を取り囲むような形で。
テリー≫世田谷、真っ赤ですね。
赤松≫気になりますが火災の図と
先ほどの建物倒壊の図を重ねたものが
こちらです。
気になるところを、前に来てぜひ。
倒壊も多いし
火災も多いということです。
テリー≫古い建物が多いところが。
世田谷区、真っ赤ですね。
東京でしか見ませんから。
井ノ原≫実は僕も品川区で育ったので
品川区も結構、赤いですね。