自分が知ってる場所だけではなくて
友達だったり仕事仲間とか
いろんなところにいるわけじゃないですか。
そう考えると。
テリー≫NHKの職員の方も実際に局に来れないかも
分からないですよね。
井ノ原≫いたとしたらそこから帰ることも
できないかもしれない。
小野≫私の家が燃えてる感じがします。
井ノ原≫そうやって考えないと
だめですよね。
これだけのことに
なっているわけですから。
赤松≫皆さんも自分のところ
どうなるか
気になると思うんですが
パソコンやスマートフォンでも
見ることができます。
テレビの左下にQRコードがありますが
ここから番組の
ホームページにいけます。
そのメニューから
「あなたの街は?被害予想マップ」があります。
そこをクリックすると
同じ図が見られます。
自分の住んでいるところが
どういう火災、あるいは
建物の倒壊になっているかを
こうやってアップで。
井ノ原≫もっと細かく見ることが
できるということですね。
小野≫スマートフォンの
QRコードをやると
カメラみたいなものが出てきて
そのカメラで
画面の左隅のマークを写せばいい。
赤松≫その中でこの地図が見られます。
小野≫逃げ遅れて
火災に巻き込まれる人の数も
実は想定されているんです。
赤松≫内閣府の想定では2万3000人の死者のうち
火災による死者は
1万6000人に上ると
想定されています。
テリー≫火災によって亡くなる方がこんなに多いとは。
小野≫2万3000のうちの
1万6000って多いですね。
テリー≫震災の起きる時間も
問題になりますよね。
赤松≫今回は冬の夕方という
被害が大きい時間帯ですね。
時間、場所によっても
変わってきます。
井ノ原≫関東大震災は
お昼時だったからという話も
聞きますよね。
小野≫こんなに多く
犠牲者が出るのは
同時多発火災だからと
いわれていまして。
1万6000人と
想定されている死者。
その後の研究で
さらに増える恐れがあることも
分かってきました。
大森≫逃げ遅れた火災の死者は
推定で4000人以上!
≫同時多発火災に見舞われた
首都・東京。
倉石≫東京・杉並区の
上空からの映像です。
至る所に赤い炎が立ち上っている
様子が確認できます。
≫甚大な被害が出るのが
都心を取り囲むように広がる
木造住宅の密集地
いわゆる木密地域です。
木造の家が軒を連ね
道幅も狭いため
延焼の危険性が
非常に高い地域です。
そのリスクを東京消防庁の
延焼シミュレーションで
見てみます。
杉並区のある地域の場合
地震のあと、どの1軒から
出火したとしても
火は次々と燃え広がり
最終的に、1万2000軒が焼失する結果となりました。
運命をともにするという意味で
延焼運命共同体と呼ばれる
こうした地域は
東京におよそ70か所もあることが明らかになっています。
首都直下地震を研究する
東京大学の加藤孝明さん。
木密地域の火災では
想定をはるかに上回る
犠牲者が出る場合があることを
最新の研究で突き止めました。
加藤さんが詳しく調べた