都内最大級の富士塚だ。
≫その昔
富士登山を禁じられていた女性や
体力のない高齢者が
ミニチュア富士の富士塚を楽しんだ。
と、ここまでは
一般的なツアーのようだが…。
≫住民にしか分からないような
細い路地を通り抜けると…。
≫路地裏にあったのは古井戸。
昭和初期に
タイムスリップしたかのような
光景だ。
田邊さんは、魅力的な路地を
知ってもらいたいと
ツアーに取り入れている。
更に、一行が向かった先には
慶長年間創建の、寄木神社。
漁師の鎮守として信仰を集めてきた。
この日は
文化財が公開される特別な日。
社殿内には
幕末から明治初期にかけて活躍した名工・伊豆の長八の
漆喰鏝絵が残されていた。
≫残念ながら、長八の作品は
関東大震災や
第二次世界大戦の戦火によって
多くが失われてしまい
都内には数点しか残されていない。
≫キャンセル待ち必至。
まいまいツアーの中でも屈指の人気ツアーがある。
≫境界協会?
一体、このツアーは?
≫ガイドを務めるのは
小林政能さん。
月刊「地図中心」の編集長。
地図にある境界線をもとに実際の街中で
境界線の謎や、いわれをひもとく
その名も境界協会を主宰。
境界で解き明かす
スカイツリーの下町ツアー。
すると、小林さんが突然
なんでもない道路上に立ち止まった。
うん?
一体、何があるんだ?
≫ああ、確かに微妙だ。
小林さんによると画面手前が土手。
その奥に
旧隅田川が流れていたという。
≫一行がいるのは、地蔵坂通り。
ここはかつて鶴土手と呼ばれる土手があった場所。
今からおよそ400年前の
洪水がきっかけで
およそ3kmにも及ぶ土手が
築かれたというのだ。
≫続いて、やってきたのは
白鬚神社。
今から1000年以上昔
琵琶湖畔に鎮座する
白鬚神社の御分霊を祭ったのが
始まりだという。
小林さん、神社の説明を
始めるかと思いきや…。
≫注目したのは…何?
階段か?
≫これは
「江戸名所図会」の中に描かれた
白鬚神社。
その参道が、江戸時代そのままに残されていたのだ。
≫更に…。
≫昔、墨田区は
本所区と向島区の
2つに分かれていた。
東京市に属する本所区と
昭和7年に編入されるまで郡部だった向島区だ。
と、ここで突然
小林さんが足を止めた。
そこは、またしても
なんでもない道路。
今度は一体、なんなんだ?
≫広くて大きな道路が突然、途切れ
車1台が通れるかのような
狭い道になっている。
実はこれ、関東大震災に
よるものだったのだ。
≫当時、本所区は東京市。
復興事業で道路整備が進んだ一方向島区があった場所は郡部で
その恩恵に
あずかれなかったというのだ。
境界を意識すれば
普段とは違った街歩きも楽しめるというわけだな。
当番組は同時入力の為、誤字脱字
が発生する場合があります。
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渡辺≫東京オリンピックの
卓球女子の
代表争いが激しくなっています。
林≫伊藤美誠選手が代表確実となる中
最後の1枠をかけて