酵素が 働いてくれるんです。
おススメは 天日で3時間。
紫外線が当たりやすいように葉を広げておくと効果的ですよ。
ですから…
脇役じゃありませんね。そうです 主役だったんですよね。
主役になれるものだったんですよね。
(宮本)どんどん愛おしくなっちゃう。
(山根)愛おしい。 愛着が湧いてきます。
いや~ 白菜がこんなすごい野菜だったなんて→
知りませんでした。
実は 私のふるさとは 宮城県なんですが…
スーパーなどで
当たり前に並んでいる白菜。
でも実は…
…って ご存じでした?
白菜を日本中に広めたい。
その思いで行われたあるビッグプロジェクト。
それを知ると 白菜が更においしく
味わえること 間違いなし!
やって来たのは
仙台 明成高校。
そう 90年前の白菜鍋を再現した学校です。
おっ 朝から何かの授業ですか?
皆さん お~は~!
これは もしかして…。
そう こちらの高校では 100年ほど前に
行われた 白菜のビッグプロジェクトを→
歴史を学ぶ目的で
毎年 再現しているんです。
苗を用意した生徒たちは バスへ。
移動すること…
(くわばた)遠い…。
到着したのは なぜか塩釜港。
実は ここ塩竈は
私 山寺宏一の生まれ故郷。
ほんと いい所なんですよ~。
生徒たち 白菜の苗を抱えて今度は船に乗り込みます。
ああ 白菜よ。 お前は一体いずこへ。
え~ 皆様 こちらが日本三景の一つ松島湾でございます。
大小さまざまな島からなり…
あっ 私 「しおがま文化大使」を仰せつかっております。
到着したのは 野々島。
人口70人ほどの小さな島です。
港から5分ほど歩いて…→
ようやく畑に到着。
なるほど。 ここで
おいしい白菜をたくさん作るんですね。
…と思ったら。
えっ 花が咲く?
そう ビッグプロジェクトとは→
白菜を収穫するのではなく花を咲かせて 種を取ること。
松島湾の春の風物詩 菜の花が
白菜の花だったなんて→
私も全然知りませんでした。
いや それにしても なんでわざわざ遠く離れた島で花を育てるんでしょう?
実は ここにこそ→
先人たちが苦労して白菜を全国に広めた知られざるドラマがあるんです。
島の小中学校では その物語を劇にして
語り継いでいます。
その練習を ちょっとのぞいてみましょう。
舞台は 今から…
中国で白菜のおいしさを知った日本人が…
ところが…
栽培すると…
日本には 小松菜やカブなど→
白菜と同じアブラナ科の植物が
数多く生息しています。
そのため 育った白菜から種を取って
栽培しようとしても→
カブなどと まざり合い
結球しなかったのです。
どうすればいいのか。
地元の農業指導者が ひらめいたのは…。
外から花粉が運ばれにくい
島であれば→
結球する白菜が
育てられるかもしれない。
なんと 住民総出で…
その後…
そこから…
畑にまいてみると→
見事に…
学校の体育館には→
白菜の種を取る様子を描いた
大きな絵が掲げられています。
白菜は 島の人たちの誇りです。
こうした苦労がいくつかの産地で行われた結果→
日本中で
白菜が作れるように。
松島で作られた種を受け取り
長野県で栽培を始めた…
(くわばた)すごい 96歳。
(山根)お元気。
高見沢さん
結球白菜に感謝の気持ちを込めて→
なんと 石碑まで建てちゃいました。
その名も 「菜玉塔」。
そこには ちゃんと
当時 松島からおくられた→
結球白菜の種の名前も刻まれています。