そして 野菜ファーストは…
…と言っているのも この方たちなんです。
(村上)どういうことなんだろう?
集まっているのは 2人の指導の下
野菜ファーストを実践中の皆さん。
野菜を先に食べることで→
とってもうれしい あることが起きたというんです。
それが こちら。
血糖値が大幅に下がったんです。
(大島)血糖値か~。
(村上)血糖値…。
(岡田)ああ よかった。
そう。 こちらの方々は→
糖尿病の患者さんたち。
(村上)ああ そうなんだ。
薬や運動とともに
野菜ファーストを実践したところ→
血糖値の改善に効果があらわれたんです。
例えば こちらの女性。
8.1から6.4に。
野菜ファーストは血糖値対策に効果抜群なんですね!
梶山さんたちが 野菜ファーストを考案し
広めてきた背景には ある理由があります。
(チャイム)
はい。(スタッフ)こんにちは。→
今日はよろしくお願いします。
10年ほど前に糖尿病と診断され→
食事療法に挑戦しましたが 当時は
相当な苦労を強いられたといいます。
じゃがいもとか 芋とか。
それやったら→
こっち側 増えたんやったら
こっちのごはんを減らしましょうとか。
糖尿病の治療には カロリーを細かく
計算する 食事療法が欠かせません。
上田さん夫妻も 3年ほど懸命に
計算しながら 食事を作り続けましたが→
あまりの負担に挫折。
すると 他の治療までおろそかになりヘモグロビンA1cの値が→
16.9にまで上昇してしまったんです。
「こうした患者さんを一人でも減らしたい」。
梶山さんは 考えました。
それは前から思ってましたけども…
そこで注目したのが
食物繊維に関わる研究。
梶山さんは
食物繊維を豊富に含んだ食事をとると→
血糖値の上昇が抑えられた
という論文を複数発見したんです。
食物繊維の中には
胃でネバネバ状態になるものがあります。
そのネバネバが バリアの役目を果たし→
小腸から糖が吸収されるスピードがゆっくりになると考えられていました。
食物繊維をとるためには…
しかし梶山さんは こう考えました。
もしも食卓に
ごはんとおかずと野菜がのっていたら→
日本人は ごはんから先に
食べるのではないか。
(岡田)炊きたてをね ごはん食べたいわ。
ごはんを先に食べてしまうと糖質は小腸から そのまま吸収され…
野菜の効果が得られない可能性があると
考えたんです。
そこで
思いついたのが…
…というルールでした。
梶山さんは その効果を調べるために→
食事指導が専門の今井さんに
協力を依頼しました。
今井さんは 仲間の栄養士とも協力し→
2年半 196人の患者さんに野菜を先に食べることを指導しました。
そして2013年 2人は
研究結果をまとめた論文を発表。
これが 野菜ファーストが世に広まる
一つのきっかけとなったのです。
実は この中に 野菜を先に食べる時に→
あわせて気をつけるべき重要なポイントが書かれていました。
さて そのポイントとは 一体何?
何だろう?はい それでは→
先生のお書きになった論文を
ここに大きくいたしました。
(大島 村上)えぇ~?
この論文は糖尿病で悩んでいらっしゃる方々→
あるいは
糖尿病にならないために という→
とにかく そのことについて先生が
研究に研究を重ねた結果で→
この論文は そういう意味で出てたんです。
以前 私たちがお伝えしたのはこういうことでした。
(大島)最初に食べる。
…ということなんでございますけど。
ここには一体
何て書いてあるんですかね?
日本語訳を じゃあちょっと
お見せしてみましょうか。
日本語訳をちょっと見てみましょうか。
あっ そうですね。 はい。
…っていう これですよ。
(笑い)(岡田)いやいや…。
なんとか… て… 食べて。