2019/12/30(月) 00:45〜01:30 ブラタモリ選「浅間山〜江戸時代の大噴火!衝撃の1日に何があった?〜」[解][字]


これは…。
ええ… あっ!
木の跡なんです。巨木の。
溶岩が流れてきて こう 木があって…。

焼かれちゃって。
で その部分が 穴になって残った。
空洞になってしまった。
ご存じなかったですか?
樹型は 通常 溶岩によってつくられます。
高温のやわらかい溶岩が


木の周りを覆うと→
木は そのまま燃えて空洞が生まれます。
こうしてできたものを「溶岩樹型」といいます。
ちなみに…
そうですね。 あぁ~。
この樹皮みたいな模様って。
丸い穴だけど 木の形じゃないですね。
確かに。
浅間山の樹型は どれを見ても内側に木の模様はなく→
石が ぎっしり
詰まっているんです。
これ 本当に溶岩樹型なんでしょうか?
溶岩… 溶岩とは言えないか。
浅間山の樹型は 溶岩ではなく→
火砕流の中の軽石や火山灰によって→
つくられたと
考えられているんです。
倒されちゃいそうですよね。
だから これはなぎ倒されてないってこと。
直立してますね。
優しい… そうですね。
そうですね。
なんでだ?優しい火砕流。
ゆっくりめの。
世にも奇妙な。奇妙な火砕流。
(安井)というようなことがですね
起こったんです。
いや 鬼押出は
多分 ずっと流れてるんですけど…。
同時に起こるんですね。

火砕流も起きる。へえ~!
で 樹型が
誕生してしまってるんですね。
すごいね。
天明の噴火 ラスト1日。
あの日 火砕流で
どうやって樹型がつくられたのか→
まだ解明しきれていません。
現在も 安井さんをはじめ研究者の皆さんが→
調査に取り組んでいます。
…ということになるんですね。ああ まさに!
ということで 次に向かったのは
浅間山から北へ8kmの場所。
天明の大噴火 ラスト1日。
夜が明けた8月5日午前中に起きたとされる→
出来事なんですが その現場→
ちょっと意外な場所なんです。
見えてきましたね。
おぉ~。
(笑い声)
よかった。
こちらの方に行きます。
これ 遊園地なんですね。
次の舞台は 遊園地!
実は ここで→
天明の噴火がもたらしたものが
目撃できるということなんですが…。
一体どういうことなのか?
早速 探ってみましょう!
アスレチックです。

アスレチック?はい!
ちょっと近づいてみましょうね。
あそことかにも… せり出してますね。お~ 岩あるな。
あ~! ほんとだ。
これ溶岩ですよね これもね。
右手にもね。
あれ大きいですよね。
え? 釣れてるわ。
この遊園地にはたくさんの溶岩があります。
しかも 巨大なものばかり。
実は この巨石 全て…
(安井)大きいですね。
おお~。
一歩 どのぐらいですか?
大体 右左で1mぐらい。→
向こうまで行きたいと思います。
はい~。
いいでしょうか。
20mぐらいありそうですね。
大きいねえ。
(笑い声)
2万人のタモリ。
え~と 今ですね…→
これ 火口ですね。
はい はい はい。
この生々しいところ
これ全部 鬼押出溶岩です。
表面がギザギザしてる
これが鬼押出溶岩で→
今いるのは この辺りなんですね。