2020/02/29(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「伊賀忍者〜なぜ伊賀は“NINJA”の里になったのか?〜」[解][字]


看板猫ちゃんですね。
はい?
あ~ ほんとだ。ちっちゃいおじさんじゃないんだね。
(笑い声)
(山田)この辺り 武家屋敷がず~っと広がるんですけれども…
え~ 電柱に
大体 書いてあるんですがね。
(山田)はい。
忍!
見つけました! これこそ→



江戸時代から忍者が住んでいた町なんです。
伊賀は 大和街道や
伊賀街道が通る交通の要衝。
大坂には 徳川家と対抗する
豊臣家がいました。
そこで伊賀を任された
家康の腹心 藤堂高虎は→
城下町に忍者を住まわせ
守りを固めたんです。
実はね ここの塀の外れから
あそこに高い建物があります。
はい。
あそこまで…
はぁ~。
集まって住んでたんですか?(福井)固まってね。
大きな期待をかけられた伊賀忍者。
しかし 予想もしないことが起こります。
実は その痕跡も近くに残っているので
探してみましょう!
そうですね。
ここ ここまで広いんだね。(山田 林田)そうですね。
(山田)何て書いてあるかは分かりますか?
何て書いてあるんだ? これ。
何ですか?
はい。
そうなんですね
これ 馬場になってますけれども…
ふ~ん。
その 別の何かっていうのは…
(山田)そのとおりです。

(山田)ですけれども…
(山田)そうです。 さすがタモリさん。
そうなんです。1615年の大坂夏の陣で 豊臣家は滅亡。
天下太平の世が訪れると…。
特殊能力を持つ伊賀忍者は必要とされなくなっていったんです。
…というふうに
言っていいかもしれませんけれども。
はい。
「いいのか?」って言われてもな。
消えゆく運命だった忍者が
知恵を巡らせて打った 最後の一手。
実は それが今 世界に忍者が広く知られる
きっかけをつくったんです。
近くの武家屋敷の中で
じっくり考えてみましょう。
何だ? 何があったんだ…。
こちらになります。
そうです。
ほぉ~。
「万川集海」とは
江戸時代にまとめられた忍術書。
秘伝中の秘伝とされています。
ですから…
その内容を読み解いてみましょう。
うん?
何だ? これ。
よく ご存じですね。
えっ!?
漫画で見たんですが歩いてましたよね お堀を。
そうですね。 こんな。

あっ これです これです。
あぁ~。
まあ 一般的なイメージとしては。
これですね。
水の上をスイスイ。
(笑い声)
こちらの方では こういうふうに作るということが書いてありまして→
「身の差し渡し」ですから
まあ 直径というのが→
「二尺一寸八分」であると。
いろいろ書いてるんですけれどもどういうふうに使うかっていうことは→
書いてありますかね?
なんか 寸法だけで終わってるような…。
そのとおりなんです。
よく忍術書に こう書いてあるんですよ。
分かりますか?
「伝」ですね これね。
ですから…
そうなんです。あまりにも有名な「水蜘蛛」ですが→
肝心の使い方は載ってないんです。
知られてはならない重要なことはあえて書き残さなかったと考えられます。
しかし 更に読み進めると→
使い方のヒントがありました。
それが この道具。
これ あの→
ダイビング…
そうですね パタパタ。あっ…
フィンですか。
そうです。
あっ。