ＡＩ美空ひばりと同じように大きな議論を呼んでいます。
ＡＩを使って　亡くなった娘を
よみがえらせ　母親と再会させる。
韓国のテレビ局が
驚くべき試みを行いました。
今年２月　放送された番組

「あなたに会えた」です。
発症から　僅か１か月。
ナヨンちゃんは　この世を去りました。
７歳で亡くなったナヨンちゃんを→
ＡＩで再現する挑戦が始まりました。
残されていたナヨンちゃんの音声データは
僅か１分ほど。
そのデータに　同年代の５人の声
１０時間分のデータを組み合わせて→
ナヨンちゃんの声を作り出します。
姿　形の再現は体形が近い子どもの全身を→
１６０台のカメラで撮影。
３ＤのＣＧを作り出します。
残されていたナヨンちゃんの画像から
その表情や　しぐさも再現します。
モデルに　同じしぐさをさせ
ＣＧに落とし込みました。
開発から半年。
いよいよ　母親との対面です。
再会の場所は
バーチャル空間で作り出した→
かつて　ナヨンちゃんと遊んだ公園です。
この番組は　多くの視聴者に→
好意的に受け入れられた一方で→


「残酷」「傷を広げる」「心の操作」など→
厳しい批判の声も寄せられました。
藤井さん　どう受け止めましたか？
全然　受け止めきれないです。
はい　あの～…→
芸能人の芸を見せて頂くのとは
訳が違うっていうのが　正直な思いで→
技術が進んで　亡くなった方に→
どうしても　もう一度　会いたいんだってなった時に→
今は　会えないままでいる僕ですけど→
それを選択するのかどうかっていうのは→
この映像見たからって
ちょっと想像できなくて…。
「怖い」って言葉で片づけちゃ
いけないですけど　でも　う～ん…。
逆に　もし自分が　周りの人に→
こういうメッセージを残したいっていうのを→
生前にデータをとって残すことができたら
どう思います？
えっと…　ありです。
受け入れます　それは。
だって　本人が残したかったんだもんね
っていうのが…。
それは　８ミリビデオで残してるのも
一緒ですよね。
遺言と一緒ですもんね。
遺言だからね。
でも…　でも違うんよ。
やっぱ　あれやから。
あの感じで　何か　「ミッツ～」って。

そうね…。
どうする？　僕が　もし
ミッツに残してたメッセージを…。
で　それをこうやって見るわけでしょ？
「わあ～　久しぶり」って。
「歌おうや　一緒に」とかさ。
…って　言ってくれるんだけど→
でも　それは果たして再会なのかな
っていうのは　私は思うんですよ。
やっぱり　一方的にしか
会話って成立してないし→
キャッチボールは
もちろん　できてないわけだし。
お互いの意思で　「またね」っていう再会を
決めることもできないし。
かといって　あの映像が
プンと終わっちゃった時に→
あのお母さん　もう一回
娘さん　亡くしちゃう…。
亡くす気持ちになってないかな
っていうのは…　ねえ。
ミッツさんが
一方的なコミュニケーションって→
おっしゃってましたけど
松尾さんに　お伺いしたいんですけど→
双方向性っていうのは
これから　テクノロジーの進化で→
どれぐらいのところまで
きているんでしょうか。
多分　まあ　できるようになってくると

思いますけども→
やっぱり　音声　映像　双方向性と
いけばいくほど→
やっぱ　ディープになってくるっていうか
ちょっと　やばい技術になってきますよね。
その人の会話のデータから
パターンを学習して→
で　今回やったように
ほかの子の会話のデータと組み合わせて→
データの足りない部分を補いながら