2020/12/07(月) 18:10〜18:30 首都圏ネットワーク▽都内で感染299人 入院最多更新続く 実態は[字]


いわゆる第2波が来ていた
8月11日の1710人でした。

その後、1000人前後で
推移していましたが
先月中旬以降、再び増加傾向に。
第2波でのピークを超えたのは
3日前の今月4日、
1721人でした。
さらに、その翌日は1744人、
きのうは1856人と初めて
1800人を超えました。
きのうまでの3日連続で過去最多
を更新しました。
都が確保した病床に占める
入院患者の割合も徐々に高くなり
きのうは70.3%に。
これまでで最も高かった8月11日の71.3%に
迫っています。
都は360床を新たに確保して
合わせて3000床にするよう


医療機関に要請するなどして
病床のひっ迫を防ぎたい考えです。
入院患者の現状をどう捉えているのか。
東京都医師会の猪口正孝副会長は。
また、都が確保した病床に占める
入院患者の割合が
きのう時点で70%を超えたこと
については。
そして
現在の医療提供体制について
山に例えて、こう指摘しました。
もし8合目辺りからの高さが
赤として
考えるならば
今はもう
7合目を過ぎているんでは
ないかと。
ずっとこのまま登り続けるならば
確実に
赤の災害警戒レベルに入るだろう
と。きょう、あすあさっての
数字が
ものすごく大事だと思います。
そのうえで猪口副会長は
厳しい状況を打開するため協力を
呼びかけました。
私のもとにも最前線で新型コロナウイルスの治療に
あたる都内の病院の医師から
この先も今のように感染者の急速な増加が続くと医療現場は
もたなくなるという窮状を訴える

声が届くようになっています。ひっ迫具合いよいよ肌で感じる
ようになってきました。
猪口さんによりますと東京都医師会はあす記者会見を
行い直接、危機感を訴える
メッセージを発信するということ
でその内容にも注目です。
続いて関東各県の動きです。
学校や高齢者施設などで
クラスターの発生が
相次いでいます。
まずは埼玉県を見ていきます。
クラスターが発生した川越市の
市立野田中学校です。
この学校では
今月2日、3年生と1年生の合わせて2人の感染を確認。
翌日から臨時休校の措置を
取りました。
すべての生徒と教職員を対象に
広げてPCR検査を進めた結果、
きのうまでに生徒など、合わせて
35人の感染が確認されました。
いずれも軽症か無症状だという
ことですが、今月16日まで臨時休校すると
いうことです。
この学校では今月5日に全校生徒が参加する
校内の合唱のイベントが
開催される予定で
すべてのクラスで
先月中旬ごろから放課後合唱の練習が行われていたという
ことです。

川越市教育委員会は学校に対し
合唱の練習の際には十分な距離を
確保したうえで
マスクを着用するなどの感染対策
を徹底するよう求めていましたが、マスクを外して練習をする時間も
あったということです。
市は合唱の練習で感染が広がった可能性もあると見て、感染経路を
調べています。
続いて千葉県の状況です。
我孫子市でクラスターの発生が
相次いでいます。
高齢者向けデイサービスの事業所、
総合リハビリデイサービスあびこの家で
きょうまでに利用者など11人の
感染が確認されました。
県によりますと施設では
リハビリをする際に利用者が
マスクを外すこともあったという
ことです。
このほかにも