(斎藤)伊沢くん。
(武部)おっ 惜しいですね。
(伊沢)惜しい?
この曲では
コール&レスポンスは→
でも 「イエイ!」ってのは
ありますね。
「恋かな yes!」とかね。
それはありますけど→
随所に 曲全体に
使われてるものがあるんです。
(武部)あ~
ちょっと違うかな。
それはね 一切出てこないです。
(武部)時代ですね。
シンセサイザー的なものとか
そういう…。
素晴らしいです。
(拍手)
筒美さんが
いち早く取り入れたのは→
様々な音を合成して作り出せる
シンセサイザー。
イントロの
ピコピコ音に注目して→
もう一度 お聴きください。
♪♪~『夏色のナンシー』
(伊集院)ああ そういう事なんだ。
(中丸)あっ これですか。
♪♪~「恋かな yes!
恋じゃない yes!」
「あのピコピコいうやつ」
みたいな→
そういう感じの事を
言ってましたよね。
あった~ 『ROBOT』。
この早見優さんも1曲通して→
かなり こう
シンセサウンドなんですね 実は。
でも この筒美さんが あえて→
誰も使っていないシンセサイザーを使った理由→
っていうのは 何かあるんですか?
京平さんは やっぱりね…。
(武部)洋楽もそうですし
楽器もそうですし→
あと 人もそうですし。
常に 新しいところにアンテナを張ってた人だったんですね。
だから 楽器も
なるたけ いち早く→
最新のものを導入しようっていう
気持ちだったと思います。
だから…。
(武部)多分 あの…。
(武部)そのぐらいすごい
作曲家だと思います。
〈第19位〉
〈1973年からランクイン〉
〈田中さんが8歳の時で
オイルショックが起こった年〉
〈そんな激動の時代に→
筒美さんは この曲で日本中を明るく 笑顔にした〉
〈この曲の革命が こちら〉
新人歌手に→
伸び伸び歌わせるための→
曲の工夫に注目です!
♪♪~
(一同 笑い)
しかも やっぱり 当時 書道が
例えば 向かないとか→
そういうような細かい事で
やっぱり…。
ちょっと不利みたいなね。
(伊集院)だけど…。
そう! そうでしょう。
(伊集院)こんな感じなんだ… って。
〈筒美京平の 今に繋がる革命〉
『わたしの彼は左きき』でまあ…。
例えば Aメロは…。
♪♪~(ピアノ)
(武部)これで入るんです。
♪♪~「タンタタンタタンタ ディントンドゥンダダドンドン…」
それから…。
♪♪~「わたしの わたしの彼は」
♪♪~(ピアノ)
♪♪~「左…」
これも だから 曲の一部ですよね。
それから…。
♪♪~「意地…」
♪♪~(ピアノ)
♪♪~「悪」
♪♪~(ピアノ)
…っていう。 要するに
これも 全部追っかけで。
そうなんですね。
(戸田)そこまで込みで歌えますもんね。
そうですね。
合いの手をね。
合いの手も一緒に
いっちゃってたもんね。
それも 曲の一部として