2020/12/30(水) 10:05〜10:50 プロフェッショナル選「求められて、私は輝く〜田中みな実〜」[解][字]


好きじゃだめですか?
しなやかに したたかに。

もうほんとに ただただ…。
ありがとうございました。
(拍手)
(田中)恥ずかしい。
ありがとうございま~す。
本当…
強気に見える一方で→
取材中 田中が口癖のように
繰り返す言葉があった。
(取材者)田中みな実さんに?
うん。
「私に 飽きていませんか?」。
(笑い声)
仕事場と自宅を往復する毎日。
帰っても 仕事。
見ていたのは 自らが出演した番組。
1 2 3 4 56 7 8 9 10…。
放送が終わるやいなや


番組のプロデューサーに電話。
面倒くささは 想像を超えていた。
(取材者)すごいですね そこまで細かく。
(取材者)田中さんは…
う~ん…
田中みな実さんは
1986年 ニューヨークの生まれ。
人目を惹く容姿に 明るい性格。
いつも 輪の中心にいた。
大学時代 ミスコンに出場し
準グランプリ。
倍率4,000倍といわれる
採用試験を勝ち抜き→
TBSのアナウンサーになった。
目標は 朝の顔。
情報番組のキャスター。
教本がボロボロになるまで読み込みアナウンス技術を磨いた。
2年目の時
人気番組のリポーターに抜てき。
ぶりっこというキャラクターで
ブレークした。
瞬く間に TBSきっての
人気女性アナウンサーになった。
でも 5年たっても
朝の顔は巡ってこなかった。
「もっと 自分はできるはず」。
周囲が引き止めるのも聞かず27歳で フリーになった。
でも そこで 現実を思い知る。
鳴り物入りで始まった新番組は→
視聴率がふるわず

1年もたず 打ち切り。
それをきっかけに 潮が引くように→
出演の依頼は減っていった。
はぁ…。
需要があったのはぶりっこというキャラクターくらい。
朝の顔になるどころか
週の半分は仕事がないという日々。
受け入れがたい現実。
目を背けるしかなかった。
なんか…
鳴かず飛ばずの日々。
TBSを退社する時
先輩にかけられた言葉を思い出した。
活躍どころか いまだに
アナウンサーにしがみつく自分。
情けなかった。
フリーになって3年。
思いがけないオファーが届いた。
「美乳」をテーマにした雑誌のモデル。
大胆に 肌をさらさなければならない。
でも やると決めた。
もう…
求められるまま 身を投じた時→
見たことのない景色が見えた。
雑誌は 大きな話題となり→
それをきっかけに
数多くの仕事が舞い込むようになった。
う~ん…
≪よ~い はい!
田中さんは どんな変化をもいとわず→

求められるものに120%の力でぶつかっていった。
ふ~ん。
≪カット!
「色物」 「客寄せパンダ」。
周りの評価や批判に心が揺らがないわけはない。
でも 自分の生き方を貫くと決めた。
そのぶれない姿勢が周囲の視線を変えていった。
でも…。
ありがとう。
彼女は知っている。
「今」が 永遠には続かないことを。
今 33歳。
これね 多分…
田中に 異変が起きていた。
(笑い声)
なるほど。
うぇ~んって…。
この日は 古巣・TBSでの収録。
はぁ…。
期待される