♪♪～
（医師）時間が経てば
傷は 全くわからなくなるからね。
心配しないで。
（医師）言っとくけど 誰がやっても→
傷が
わからなくなるわけじゃなく→
そこは医者の腕ね。
（医師）つまり あなたは運がいい。
（社 美彌子）
あなたは よかったのに。
（青木年男）課長に押しつけて→
知らん顔というわけにはいきませんよ。
（ため息）
（看護師）お大事に。
（風間楓子）
ありがとうございました。
♪♪～
ご迷惑おかけしました。大丈夫ですから もう…。
何針 縫いました？
あとで数えて お知らせしまーす。
ハハハハハ…。
なんなら 診断書取っといたほうがいいですよ。
よしなさい つまらない挑発は。
（楓子）おはようございまーす。
♪♪～
どうした？ それ。
突き落とされました。
何っ！？
詳しく教えろ。
（ため息）
♪♪～
（角田六郎の声）甲斐峯秋だな。
♪♪～
（冠城亘の声）これは 衣笠藤治。
♪♪～
（角田の声）内村完爾と…。
（角田の声）中園照生だ。
（冠城の声）社美彌子。
（冠城の声）青木年男。
（杉下右京）怪我を負ったのは風間楓子さんでしょうかねぇ。
このおでこは間違いないですね。
（角田）しかし警察の６人を容疑者扱いとは→
なかなか気合の入った記事だな。
ですね。ええ。
♪♪～
先月の２７日の午後９時過ぎ→
６人と邂逅したわけですね。
邂逅って漢字で書けます？
そうです。 ルシアナホテルで
偶然会ったんです。
フフッ… スマホに助けてもらって
どうするんですか。
（冠城の声）
６人が立ち話してたんですね？
珍しい取り合わせですね。
（杉下の声）ええ とても。
どうして君は
そんな時間 ルシアナホテルに？
（甲斐峯秋）そこで ばったりとね。
（中園照生）ああ そうですか。
偶然ですね。
どうも。『週刊フォトス』の風間です。
ああ… どうも。
『フォトス』って あのお騒がせの？写真週刊誌ですよ。
（衣笠藤治）知ってるよ。
時に 我々に喧嘩を売るような記事も載ったりしてて→
大変面白く読ませて頂いてます。
恐縮です。
それじゃあ…。
（楓子の声）上京してきた母と食事をして→
そのまま 部屋まで送って
その帰りですね。
転落した時の事
聞きたいんじゃないんですか？
うん 続けて。
（ブザー）
誰かに押されたんです。
えっ？ それ 確かなの？
そうじゃなきゃ
落ちたりしませんよ。
それで あなたは警察を呼んだ。
突き落とされて怪我をしたとなれば→
傷害事件ですからねぇ。
警察呼んだのは私じゃありません。
はい？
（ブザー）
（美彌子）大丈夫？ 見せて。
はあ…。
すいません 救急車を。
さあ これで…。
（甲斐）私だ。 怪我人が出たんだ。
救急車を頼むよ。（楓子）大丈夫です。
ルシアナホテルの１階だ。
（楓子）大丈夫ですから！
はあ… うっ…。
それより…。
（楓子）
誰ですか？ 背中 押したの。
（中園）背中を押した？