がどうのこうのって
言えないでしょう。
黒岩≫現場は今、コロナ対応の病床
最大限の中では30%を超えてい
ますけれども、
でもね、今、即応病床でいけば70
%超えてるんですよ。
ということは、現場の生の声を聞く
と、
もう対応できない、満杯と同じこと
だと。
これを医療ひっ迫と言っているん
です。
辛坊≫全ベッド数も把握できてな
いのに、よく言えますね。
ハセン≫ただ、お話を聞いててもひ
っ迫してるのは分かるんです
だからこそ緊急事態宣言を出した
い黒岩さんの思いはあると思うん
ですけど、
政府の緊急事態宣言への慎重姿勢はどう思うか、いかがですか?
黒岩≫緊急事態宣言の与えるイン
パクトが非常に大きい、
経済、エンジンをバッと止めてしま
うということですからね、
これをやって果たしてどうなるの
かとご心配をなさることは
よく分かります。
しかし、現場の医療ひっ迫度、その声を聞いたら
これは政府に対してもより強いも
のを求めざるをえない。
今、できる限りのことの中で一番強
いものを求めざるを得ない、
その現状に来ているといったこと
ですね。
橋下≫黒岩さんが知事の立場とし
て苦労されていることは
本当によく分かるんです。
ただ、緊急事態宣言が本来、出てから、営業の時短要請とか
営業の自粛って、本来緊急事態宣言
が出てからやるものですよね。
だけど、今緊急事態宣言が出る前に
もう
知事がいろんなことを要求してし
まっているから
緊急事態宣言の意味がよく分から
なくなってしまってるわけですよ。
僕は緊急事態宣言は、
本来は出すべきだと思っています。
というのは時短要請をやったり国
民に対していろんな要請をする前
に
緊急事態宣言が必要だと思うんですが、そうであれば、
今1都4県でやってる時短要請取
り下げて
緊急事態宣言を法の原則に従って
緊急事態宣言が出てから時短要請をするとか、
それから、ベッドの話も、知事が医
療機関の方に強制力を持って
ベッドを確保する強制力がないこ
とも
十分承知しています、だからこそ緊
急事態宣言を出せば
医療機関の方で強く要請をしてね、
ベッドの開放を半ば強制的にやっていくんだということで
覚悟をもった緊急事態宣言だった
ら分かるんですけど、
単純なパフォーマンスだけで緊急
事態宣言だ、緊急事態宣言だという
のは
僕は政府に乗っかり過ぎのような気がしてるんですよ。
だから緊急事態宣言が出てから全
部、時短要請をする、
緊急事態宣言が出たら強力に、ある
意味医師会とけんかしてでも
ベッドの開放を迫るんだというこ
とを
示すことはできないんですかね。
黒岩≫我々はできることはもう徹底的にやってますよ。
医師会とも病院協会とも密接に連
絡を取りながら
どうやってやっていくのか、一体と
なってやってますよ。
時短要請ももう既にやっているけ
れども、
10時までの時短要請ですら
我々、県内を見回ってても2割くらいしか応じてないんですよ。
橋下≫いや、それは本来、緊急事態
宣言が出る前に出すのが
おかしいんですよ。
黒岩≫やれるカードはどんどん切っていくしかないわけですよね。
やっていったけれども、10時まで
といったところで
2割までしか応えてくれない。
そうした場合、1都3県が一体となって
そして国も一体となってやるぞと
いった構えを見せないと、
なかなか実効性のあるものになっ
てこない、
そこまで皆追い詰められてるとい