2021/01/06(水) 16:40〜18:45 スーパーJチャンネル[字]
1か月未満で
感染を下火にするのは
至難の業だと
昨日、尾身会長が言いました。
そして、こういうデータをご紹介します。
こちらは前回の緊急事態宣言で
感染拡大を防ぐには人との接触を
8割減らすことが必要だと
提唱した
8割おじさんこと京都大学の
西浦教授によるものですが。
このグラフは何かというと
今出ている
赤い線というのが
今後の感染者数が
どう増えていくか
というものです。
現在は、1人が何人に
うつすかという実効再生産数が
1.1となっています。
ですから
このままいくと3月末には
7000人程度になってしまうと
何もしなければということです。
続いて、明日発出される緊急事態宣言の
主な対策となっている
飲食店限定で
対策をした場合
これが0.99
ちょっと下がって
グラフに出ているとおりです。
ほぼそのままいくので
ちょっとずつ
増えながら。逆に言うと
減りはしませんということです。
そして、西浦教授が言う
もう1つの
青いのは0.72。
だいぶ減りました。これは前回の緊急事態宣言と
同等の対策をとった場合です。
ですから適用範囲も広いこととなります。
より厳しいものだと
0.72になるので
こんなふうに減っていきます。
2月末には100人を下回るという
感じになります。
ただ、逆に和田先生
これでも、100人を下回るには
2月末ですから
これから大体
2か月ぐらいはかかる。
逆にいうと現在の予定である
1月いっぱい、1か月程度だと
足りないんじゃないか
という声もあるわけです。
和田≫今回、緊急事態宣言が
出された場合に
ステージ3を
とりあえず目指すというのが
目標になっています。
つまり宣言の解除においては
ステージ3を目指す。
その中で例えば東京都でいいますと
1日300人という方が出るのが
いわゆるステージ3になります。
それ以降にも自治体の力によって
更に東京都でいうと100人を切るところまで
落としていくというのが
目標としては考えられています。
しかし、ここまで
広がっていることを考えますと
1か月では到底
至難の業といわれているように
2か月程度
場合によってはもう少し
かかる可能性もあると
考えています。
小松≫そうしますと今回の
緊急事態宣言の
緊急事態行動の中身
更にこういったことが必要なのではないかという
そういったお考えも
和田先生にはありますか。
和田≫これはまた明日以降に
どういった方向性を
目指すのかといったところでは
ありますが
西浦先生も含め、私自身も
できるだけ早い対策をしっかりやることによって
抑え込んでいくことが
経済も考えると
いいのではないかと
考えてはおります。
しかしながら、なかなか
今、協力を
いただけないような
ところもあったりする中で
一体感を持って
しっかりと皆さんに、この対策は
重要であることを