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2021/01/09(土) 17:30〜18:50 報道特集[字]


のひっ迫を受けてのものでした。
急増する感染者に保健所の対応は、
そして、満床目前の重症者病棟は。
最前線の取材です。
≫東京・墨田区の男性は今週、
39度近い熱が出て、病院で新型コ
ロナの検査を受けた。
火曜に陽性と伝えられた。

≫平熱近くまで下がったが
妻への家庭内感染が心配で
自宅以外で療養できるか知りたかった。
しかし、保健所から一向に連絡が来
ないため
自ら電話をかけたところ…
≫その後、保健所から連絡が来たが…
≫今、濃厚接触者を割り出す調査が
行えないほど
保健所がひっ迫しているという。
≫そして翌日…
≫ホテルでの療養ができないこと


が告げられた。
そんな中、男性の妻にのどの痛みや
せきなどの症状が現れ、
PCR検査を受けることに。
妻が向かった病院には、次々と感染の疑いがある人が訪れ、
検査を受けていた。
平日の昼間だったが、10人近くが検査を待っていたという。
自宅療養を強いられた男性だが、容
体は悪化している。
≫東京都は軽症者向けの宿泊療養
施設に
2360床を確保したとしている

自宅療養となっている患者は59
35人に上っている。
首都圏では、医療機関もひっ迫して
いる。
今週、1都3県の病床使用率は
東京で80%に迫るなど
過去最悪の水準に達している。
川崎市で重症患者を受け入れている
聖マリアンナ医大病院でも
事態は深刻だ。
緊急事態宣言が発表された7日。
15ある重症患者用のベッドが埋まるまで、残り1床。
神奈川県全体でも重症者病棟は
あと8床と追い込まれていた。
現場を取り仕切る森澤健一郎医師

コロナ専用ICU=集中治療室に

入っていく。
≫ビニールのカーテンで囲い、
ダクトで
中の気圧を下げた仮設の陰圧室。
そこで患者は人工呼吸器で命をつないでいる。
≫年末年始には患者の死亡が
相次いだ。
この患者も、その1人。
人工心肺ECMOでいったん症状は回復したが、
その後、懸命の治療のかいなく
亡くなった。
感染防止のため、家族との最期の別
れはタブレット越しだった。
頑張ったね、もういいよ、家族はそ
う呼びかけた。
コロナとの闘いを1年近く
続けてきた今でも
この病気には分からないことが多
いと森澤医師は言う。
≫どうすれば少しでも多くの命を
救えるのか。
現場は試行錯誤を重ねている。
運ばれてきた患者は、まずCT室に入れる。
ダイレクトCTと呼ばれる手法だ。
PCR検査では結果が出るのに時間がかかるため
肺のCT画像を撮り、コロナへの感
染の有無を
判定しようというのだ。
現場で生まれた工夫の1つだ。
チームを率いるのは、放射線医の松

本純一医師。
救命救急センターで画像診断を続
ける
読影のスペシャリストだ。
≫肺に特有の白い影があれば
陽性の可能性が高まる。
更に、その影の状態から症状の重さも分かるという。
1年近くにわたり、コロナ患者のC
T画像を見てきた
その目が感染の有無を見極める。
≫判定はA、つまりコロナではない
≫実際、PCR検査では陰性と出た
ものの、
ダイレクトCTでコロナと判定し、
その後、再検査で感染が確認されたケースもあるという。
≫松本医師のチームには
全国の200以上の病院から画像診断の緊急依頼が来る。
その全てに
ボランティアで応じている。
午前1時過ぎ、

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