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2021/01/09(土) 17:30〜18:50 報道特集[字]


T担当大臣が
≫虹色のマスクを着けて現れたの

台湾のIT担当大臣、オードリー・
タンさん39歳。
新型コロナ対策を成功に導いた
立役者だ。
オードリーさんが「報道特集」の単
独インタビューに応じた。
自分の役割をインターネット界か
ら来た大使のようなものだと話す。
≫オードリーさんの技術チームは

新型コロナが流行し始めた去年2月に
マスクの在庫を可視化するアプリ
を開発。
在庫の量によって店が色分けされ
ていて
各店舗の在庫数が確認できる。
こうして誰でもマスクが買える体制を整えた。
デマの撲滅にも取り組んだ。
≫トイレットペーパーなどがなくなるとのデマが流れたときに
作ったポスター。
タイトルは「みんな、お尻は一つだけ」。
使う量は変わらないので、デマを信
じて
買い占めないようにとのメッセー
ジだ。
≫このポスターが功を奏し、大きな
混乱は起きなかったという。
オードリーさんは異色の経歴を持


つ。
8歳から独学でプログラミングを
学び、
15歳で開発した検索ソフトは
全世界でおよそ800万セット売れた。
ついたあだ名は、電脳神童。
19歳のときにアメリカ・シリコンバレーで起業。
アップル社で人工知能、
Siriの開発にも携わった。
天才プログラマーとして名が知れ
渡る中、
5年前に新設されたIT担当大臣
のポストに抜てき。
35歳で台湾史上最年少の
閣僚となった。
アメリカの有力紙から世界の頭脳
100人に選ばれるなど
知の巨人として注目を集めている。
またオードリーさんは10代で男性の、
20代で女性の思春期を迎えたと
公言している。
世界初のトランスジェンダー閣僚
だ。
台湾にはアジアで初めて同性婚が
法制化されるなど
多様性を尊重する社会が築かれて
いる。
オードリーさんは、そんな台湾の多
様性を象徴する存在でもある。
≫書かれているのは名前、IDナン

バー、
あとは誕生日です。
≫台湾のコロナ制圧の秘訣とは…
≫台湾では感染が確認される前か
らマスクの増産に向け奔走。
今では世界有数のマスク生産地だ。
個人の権利=私権を大きく制限する対策もとっている。
海外からの渡航者はバスで
自宅や隔離場所へと送られ、14日間隔離。
違反者には罰金もある。
こうした厳しい措置が受け入れられた背景にあるのは
透明性と情報公開を重視した政府
の姿勢だ。
先週、当局が公開した台湾の感染対
策を紹介する
ドキュメンタリーでは…
≫情報は原則公開すべきとしていた対策本部は
毎日会見を開き、時間制限を設けず
記者の質問に答え続けた。
毎日会見で陣本部長の顔を見ない

安心して眠れないと話す市民が多
かったという。
また、新型コロナ専用のホットライ
ンを開設し、
直接市民の不安解消に努めた。
中には、こんな問い合わせも…
≫この電話の翌日の会見。
陣本部長らはピンクのマスクを着けて登場した。
≫ピンクも悪くないですよ。

≫こうした誠実な対応が政府への信頼を生み、
市民の協力を得られたことで感染
を抑え込めたのだという。
≫台湾モデルは世界の模範となれ
るかもしれません。
≫台湾政府が透明性を重視するよ
うになったきっかけの一つが
7年前のひまわり学生運動だ。
中国との融和路線をとっていた当時の政権与党が
中国との市場開放に関する協定に

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