都道府県知事も連携しながら
少しでも病床確保、人材確保に
つなげたいと
全力で動いていきます。
そういうお話をしました。
小松≫わざわざ官邸を訪れて
総理との会談を行った中川会長ですが
昨日の会見では
医療崩壊を通り越して
医療壊滅を起こしかねないという
話をしていました。
その辺りの緊急性を話し合った
結果ということですが
今、話にありました
病床の確保を進めていくと。
具体的に
どういうふうにやっていくか。
東京都の医師会も4000床を
超える増床は難しいという話を
小松≫さて、ここからは
感染制御学がご専門の
順天堂大学大学院、堀賢教授に
お話を伺います。よろしくお願いします。
まずは林さん、お願いします。
林≫東京では昨日13人の方が亡くなったという
報告がありましたが
そのうち2人の方が
自宅療養中に
亡くなったということなんです。
このケース
詳しく見ていきますと
1人の方は50代の女性です。
基礎疾患としては高血圧などがあったそうなんです。
6日に陽性が判明しまして
症状としては
発熱や、のどの痛みなどが
ありました。
軽症だったことなどから
保健所は
総合的に判断しまして自宅療養に
していたそうなんです。
すると、7日に
自宅で倒れているところを
家族が発見します。
その後、搬送先で亡くなったということです。
そして、もう1人の方は
80代の男性で
この方は基礎疾患で
糖尿病を患っていました。
7日に陽性が判明しまして
発熱やせきなどの症状が
あったそうです。
8日に呼吸が苦しそうなどと家族が保健所に連絡します。
保健所としても
入院調整をするんですが
搬送先が見つかりませんでした。
症状が少し収まったことなど
総合的に判断しまして
自宅療養を継続していました。
すると、11日に
症状が悪化しまして
搬送先に救急搬送されたんですが
死亡が確認されたということです。
そして
この80代の男性に関しては
都の担当者が
取り決めどおりなら入院になる人ではあった。
8日に入院できていれば
違った結果になったかもしれないと
話しています。また、昨日
緊急事態宣言が発出された
栃木でも今年に入って
自宅療養中に亡くなった方が
2人いるということです。
小松≫堀先生、これはもしかしたら救えた命と
捉えざるを得ないのか
あるいは、今の状況に鑑みて
東京都としても、苦渋の判断
致し方ない措置だったのか
率直にどうご覧になりますか?
堀≫入る病院がなくて自宅療養を
余儀なくされている中で
起きた、痛ましい事故ということかと思いますね。
特に男性のケースは
症状が悪くなってから
入院待機の期間がありましたから
こういった辺りに早く入っていたらと思いますね。
小松≫さて、こういった形で
自宅療養をしている方が
今、どれくらいいらっしゃるか
というのがこちらです。
昨日時点で8000人以上
8414人
東京都には
自宅療養者がいらっしゃいます。
今日のモニタリング会議後に
東京都医師会の
まずは、猪口副会長です。
自宅療養で軽症から中等症、重症に
容体が変わっていくところを