早く捉えるような
仕組みを進歩させていきたい
こういったコメントです。また、小池都知事は
自宅療養者に対して
血中酸素濃度を測る
パルスオキシメーターの
配布をすることや
食品の提供など
健康管理や感染を防ぐために
改善を重ねていきたいと
こういったことを
具体的に検討していると
明らかにしています。
堀先生、自宅療養の改めて注意点
そして特に気をつけるべきこと
我々が具体的にできることを
教えていただけますでしょうか?
堀≫この肺炎は
通常の肺炎で見られる
肺の痛みとか
呼吸が苦しいというような症状が
あまりなくて
非常に落ち着いて見えることが
特徴なんです。実際
入院している患者さんでさえ
予想もしない展開で
突然急変することもあります。
特に基礎疾患のある方や
高齢者の方は
なるべく施設療養か
入院をしたほうが
いいと思います。
ご自宅のほうが安楽なのでというふうなことを
おっしゃる方もいるんですが
保健所が毎日自宅に電話をかけて
状態を聞き取ってくれることも
ありますが
高齢になればなるほど
症状の自覚が
なかなかしにくいという
特徴があります。問題がありませんと
電話を切ったら、そのあとで
また急変することもあります。
病床がひっ迫している現状を
鑑みると
自宅療養を余儀なくされる方が
増えるので
こういったケースが今後ますます
増えてくると思うんですが
お年を召した方
ハイリスクな方は
ぜひホテル療養に
いっていただきたいと思います。
小松≫持病があって、入院は
すぐにできませんとなった場合に
自宅療養ではなくて
宿泊療養を選ぶべきだと
今、先生がおっしゃいましたが
行く場所がないという
返答がきて、今回のように
自宅療養になりますと言われたら
何と返したら、いいですか?
堀≫なるべく自分は強く
宿泊療養を希望していると
おっしゃったほうがいいですね。
それと、基本的には
先ほど小池さんのお話の中にも
ありましたけども
パルスオキシメーターというのが
今後、自宅療養する人に
貸し出される予定です。
それで、呼吸状態を
モニターしたりすると
早く発見できることに
つながっていくと。
ただ、そういったものが
ないような状態でも
患者さん自身の様子を
ご家族が見守るということも
大事になります。
例えば階段の上り下りで
息切れがいつもよりひどいなとか
唇が紫色になっているとか
こういった場合というのは
呼吸が十分できていない可能性があるので
注意していただきたいんですね。
本人に聞いて
自覚がなくても
これはちょっと
おかしいんじゃないか
という場合には
早めに保健所に
相談していただきたいと
思います。
小松≫渡辺さん、周囲の協力も非常に大事だということです。
渡辺≫ご家族にとっては
本当にやりきれない話ですよね。
どうしてもっと早く
病院に入れてあげることが
できなかったんだろうと