ム・ヨンチョル党副委員長も降格。
去年６月、
南北共同連絡事務所を爆破し、
韓国に強硬姿勢を見せたヨジョン
氏。
今回、
降格されたとはいえ、
対韓国外交では今も存在感を見せ
る。
韓国軍が１０日深夜、
ピョンヤン市内で軍事パレードを行った状況を捕捉したと発表する
と、ヨジョン氏は即座に談話を出
し、
敵対的な警戒心だなどと、
韓国側を強くののしったのだ。
＞＞キム・ヨジョン氏は、
形式的に表面的には降格なわけですけれども、
今回も韓国に対して、副部長の名
で、
キム・ヨジョン氏がですね、
韓国を強く非難するメッセージを出したように、
キム・ジョンウン氏の代弁役、補
佐役として、
特別な役割を担っていると考える
べきだと思います。
党大会、
その中央委員会で出てきた人事を見ますと、
外交に携わっている人たちが低い
と、
高いところに出てこないというこ
とは事実なんですが、
それとキム・ヨジョン氏の人事は
別に考えるべきであると考えます。
そもそもキム・イルソン主席、
キム・ジョンイル国防委員長の血を引いた、キム・ジョンウン総書
記、
キム・ジョンウン氏の妹なわけですよね。
ですから、
形式的な肩書が上に行ったり、
下に行ったりということは、これ
までも繰り返してきたんですが、
それにとらわれず、特別なポジシ
ョンにあると考えるべきです。
＞＞一方、
北朝鮮から敵国と名指しされたアメリカ。
来週、
バイデン氏が新大統領に就任するのだが。
国内は大きく混乱している。
トランプ支持者が連邦議会に侵入し、
５人の死者を出した暴動の余波が、
広がりを見せている。
議事堂の外では、
トランプ大統領が敵視してきたメディアも標的に。
カメラマンが集団で暴行を受け、
このあと突き落とされた。
分断が深刻さを増す中、波乱のス
タートとなるバイデン次期大統領。
同じ民主党のオバマ政権は戦略的
忍耐を唱え、北朝鮮を無視してき
たが、バイデン次期政権の対北朝
鮮外交はどうなるのか。
振り返れば北朝鮮は、
アメリカの新大統領が就任した際、
挑発行為を繰り返してきた。
オバマ氏の就任時には、
２か月半後に長距離弾道ミサイル
を発射。
トランプ氏の就任時には、
３週間後に弾道ミサイルを発射した。
そしてことし、
バイデン氏の就任時にも、
なんらかの揺さぶりを仕掛けてく
るのだろうか。
＞＞ゲストのご紹介です。
北朝鮮情勢に詳しい、
龍谷大学の李相哲教授です。
よろしくお願いします。＞＞おはようございます。
よろしくお願いいたします。
そもそもの話なんですが、私、
軍事パレードのときのピョンヤン
の気温を調べたんですけど、氷点
下１０度で、なんでそんな寒いと
きに、
真夜中に軍事パレードをやるんで
すかね。
＞＞やっぱり、自分の、
独裁者の権威を誇示するのが目的でしょう。今までは、
国民を結集して、
軍の士気を高めるのが目的だったんだけれども、
今になってはやっぱり、
自分の尊大さを見せる、
そういう意味合いが。
＞＞ぶっちゃけ言うと、俺が命じたらできるんだと、そういうこと
ですか。
＞＞そういうことだと思います。
＞＞その寒さの中で、暖房とか食
料とか大丈夫なんですか。
＞＞ですから、今、報道には出て
ませんけれども、
凍死者とか、餓死者がたくさん出