2021/01/17(日) 13:05〜15:00 全日本卓球選手権2021▽男女シングルス・決勝 日本一の栄冠は誰の手に?[字]
集めすぎないほうがいいですか。
解説≫集めすぎると
重心とかそういったものが
安定してしまい
伊藤選手が思い切って攻めることができると思うので
今みたいに
ちょっとミドルを狙ってみるとか
ほんの数センチの差なんですが
ラケットにボールが当たる位置が変わるので
いいと思います。
実況≫ここまで2対1。
伊藤がリードしています。
伊藤のサービス2本です。
攻めた伊藤!
解説≫すばらしい判断力でした。
思い切って。
なかなか、ツッツキという下回転で対応するボールが
2回続くことはないですが。
カットマンとかではない場合。
お互い、様子を見ながらの場面で
伊藤選手、思い切りました。
実況≫ここも積極的に攻めた伊藤。
これで9対7、3連続ポイント。
解説≫先ほどのボール、伊藤選手
この1本前のボールはスマッシュして
ミスしてしまったんですが
しっかりと落ち着かせて
自分のものにして
ボールを攻めました。
実況≫伊藤のポイント。
これで3連続ポイントでゲームポイント、第4ゲーム。
4連続ポイントです。
解説≫レシーブもミドルを狙ってチャンスを見つけました。
実況≫第4ゲーム、伊藤が取って
これでゲームカウント3対1。
第3ゲーム、第4ゲーム
いずれも最後のポイントは伊藤が5連続ポイント。
それぞれのゲームの中盤までは
両者、きっ抗した状態が
続くんですが
最後、伊藤の連続ポイントが
第3、第4ゲームと続きました。
どう見ますか。
解説≫先ほども7-7から
伊藤選手が
攻めすぎていたり
逆に守りすぎていた部分が
あったんですが
そこのせめぎあいの部分でちょうどいい場所を
自分で調整していますね。
攻めるにしてもちょっと安定感を重視した攻め方。
100%力を出すのではなく
90%にボールの
パワーとしては落とす。
その分、安定感を増して、攻撃するような形に
シフトしています。
その決断は、ものすごく勇気がいることなんですが
全日本選手権の決勝という舞台で
そういったものの調整を
細かくするというのは
判断もそうですし
勇気がものすごくいる
決断なんですけども
しっかりと、そういったところを
心に決めて
実際行動に起こすことによっての
5連続ポイントだったんじゃ
ないかと思います。
実況≫王手をかけた伊藤美誠。
ゲームカウント3対1。
女子シングルス決勝これから第5ゲーム。
伊藤のサービスです。
石川は、この局面どう打開していけば
いいでしょうか。
解説≫石川選手は第2ゲーム目のように
うまくミスを誘い
その中から伊藤選手も
戦術を交換してくると
思いますので
そのときまた
新しい戦術に変えるという
工夫が必要だと思います。
あとは、できればですが伊藤選手の戦術の一歩先を読み
そこに、対応していく
ということができれば勝てると思います。
実況≫一歩先と
おっしゃいましたか。
解説≫伊藤選手、やはり変化が
ものすごく多い選手なので
そういった変化を先に読んで
攻めていったり
私は、あなたの変化を
全部読めてるよ?と
相手に思わせることによって
それが伊藤選手にとっては読まれてるとか
プレッシャーだと思うと
ボールへの反応がちょっと遅れたりするんですね。
思い切って新しい技が
できなくなったり。
そうすることで伊藤選手の