こんばんは。
おやすみ前の15分
ニュースきょう一日です。
大型の台風10号は
中国地方を縦断し
日本海を北へ進んでいます。
四国や紀伊半島を中心に大雨となっていて
さらに
雨量が増えるおそれがあります。
気象庁の観測によりますと
大型の台風10号は午後9時には
松江市の北の海上を
北へ進んでいます。
画面の黄色い円の範囲では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風はこのあとも北上し
あす以降進路を東寄りに変える見込みです。
この時間台風の中心から
離れた近畿や東海などで
雨雲が発達していて
午後10時までの1時間には
静岡市井川で55ミリの
非常に激しい雨を観測したほか
和歌山県古座川町の西川で
36ミリの
激しい雨を観測しました。
奈良県や高知県では
降り始めからの雨量が
700ミリを超えた所があるなど
西日本の太平洋側を中心に
大雨となっています。
愛媛県、徳島県
奈良県、和歌山県
それに山梨県では
土砂災害の危険性が非常に高まり
土砂災害警戒情報が
発表されている地域があります。
また和歌山県と三重県では
氾濫の危険性が非常に高まり
氾濫危険水位を
超えている川があります。
今後の予想です。
西日本と東日本の太平洋側を中心に
あすにかけて
非常に激しい雨が降り
近畿南部ではこの後しばらくの間
局地的に1時間に80ミリ以上の
猛烈な雨が
降るおそれがあります。
あす夕方までの24時間に降る
雨の量は
いずれも多い所で
東海で350ミリ近畿で300ミリ
関東甲信と北陸で250ミリ。
四国で200ミリなどと
予想されています。
その後は北日本で雨が降り続くと予想されています。
台風の影響で
西日本と東日本の太平洋側では
猛烈なしけとなっていて
北日本でもあすは
大しけとなる見込みです。
今は潮位の高い
大潮の時期にあたり
中国地方ではあすの未明にかけて
高潮が発生する
おそれがあります。
引き続き土砂災害や川の増水
低い土地の浸水のほか
暴風や高波、高潮に
警戒が必要です。
避難も続いています。
午後11時現在警戒レベル4にあたる避難指示が
和歌山県の434世帯850人。
三重県の115世帯190人。
奈良県の90世帯138人に
出されています。
また警戒レベル4にあたる
避難勧告が
中国、四国、近畿それに
東海地方で
およそ17万世帯
およそ37万人に
出されています。
各地に被害が出ています。
徳島県阿南市では
那賀川の水があふれて
川沿いの中学校が冠水。
グラウンドが水に覆われ
校舎の1階部分にも
水が流れ込みました。
強風によるとみられる被害も。
京都市右京区でドライブレコーダーが
捉えた映像です。
左側の山から突然、木が倒れ落ち道路は通行止めになりました。
広島県尾道市では台風に備えて
岸壁に船を係留する作業をしていた82歳の男性が
波にあおられて
海に転落し亡くなりました。
NHKが各地の放送局を通じて