2018/07/30(月) 00:55〜01:25 NNNドキュメント「つなげるか未来へ〜豪雨1年 ローカル線の光と影〜」[解][字]


ほとんどが沿線に住む高校生です>
<こちら
 日田彦山線で最も被害が大きかった→
筑前岩屋駅>

<この駅が使えなくなったことで→
困っている人がいました>
<野菜の行商をしていたあの梶原さんです>
<足を痛め
手押し車が欠かせません>
<被災前までは→


列車で かかりつけの病院に通っていた 梶原さん>
<バスは
ステップの上り下りがつらく→
現在は
片道5000円ほどかけて→
タクシーで通っています>
<以前は 月に1度だった通院を→
2か月に1度に減らしました>
やっぱ みんなの望みは…。
…のが
 ホントでしょうね。
<利用者が
少なくなったとはいえ→
日田彦山線を
必要としている人は いる>
<豪雨から
 およそ9か月となる今年4月>
<日田彦山線の復旧についての
会議が開かれました>
<出席したのは
福岡県と大分県の両知事に加え→
沿線自治体のトップ>
<そして JR九州の社長です>
<明らかになったのは→
復旧の進め方に対する温度差でした>
昨年の11月9日に…

<一方
 沿線の自治体は…>
そして

 また…。
≪ありがとうございました≫
<早期の復旧を望む 自治体>
<しかし
 JR九州には→
簡単には応じられない
事情がありました>
<1987年
 JRは→
多額の負債を抱えた
 国鉄を→
分割民営化して
 誕生しました>
<JR九州は
 九州内の路線を引き継ぎましたが→
今も鉄道事業は
実質的な赤字が続いています>
<そのため…>
<その黒字分で鉄道事業の赤字を埋め→
路線を維持して来ました>
≪カンパ~イ!≫
<2年前には
 念願の株式上場を果たしましたが→
今後
 赤字路線に対し→
株主から厳しい声が上がることも
考えられます>
<その赤字路線を考える上で→
カギとなる指標があります>
<それは…>

<一日に どのくらいの人が→
その路線を利用しているかを表す
目安です>
<この輸送密度を見れば→
赤字路線かどうかが分かると専門家はいいます>
輸送密度で…

まして
 その中でも500人を下回って来る→
…とかいうことになりますと
もうホントに その→
ある意味で
 鉄道としての役割を終えているというふうに→
評価される方が出て来るような→
そういう路線になるのかなと思います。
<では
 去年 被災した→
2つの路線は
 どうでしょうか>
<被災区間を含む
久大本線の輸送密度は→
久留米と日田の間で
およそ4000人>
<一定の需要がありました>
<これに対し 日田彦山線の→
被災場所を含む区間は→
300人足らず>
<かなり厳しい数字です>
<しかも 復旧費用は→
久大本線が17億円>