◆はい、そうですね。
◆頼んでないのに
彼女の顔を見に行くのに?
気を引こうと思って?
◆口実で。
◆すごいな。
◆いつもCD持ってきてくれて、
ただ座って、にこにこ、
しゃべらずに座ってはる感じやったから。
◆全然気にもしてなかったん?
◆そうですね。
そんなまさか
そういうふうには思ってなかったですし。
◆すごいな、人の心ってすごいね。
◆最初はご主人の完全な一目ぼれ。
しかし、内気なご主人は全くアク
ションを起こさず、
気持ちが伝わることはありません
でした。
そうこうしているうちに、
奥さんがお店をやめてしまい、2人のつながりも
一度は切れてしまったのですが…。
◆この店をやめてしまうと、
連絡もつけへんし
どこに行ったかもわからへんやん。
そのときに店に来はったんですか。◆たまたま…。
◆飲み屋で?◆僕が働いていたところに
ちょっとお茶しに来て、そのとき
に、
ここで働けへんかって。
◆チャンスやと思ったんちゃう?◆そうです、そうです。
◆いやあ、この男、ほんま。
一緒にバイトするようになって、
バイト仲間になりますやんか。
ご主人にしたら、
どんどん思いは大きくなっていく
んでしょう?
◆そうですね。
1回ライブに誘って…
◆覚えてんの?
おい!
温度差が余りにも激し過ぎるやろ
!
◆デートと思ってなかったですか
らね。
◆ライブに行こうみたいな感じで。
◆何かライブおいでぐらいの。
◆2回目、デート、今度は。
◆そこからあんまり覚えてないんですよね。
◆何で?
◆大概僕が飲みつぶれているから
記憶がないんやと思うんですよね。◆なるほど。
本当のことを言えないんですよ。だから、お酒を飲んで
一生懸命何かを伝えようとしてだ
から余計に飲むでしょう。
それで倒れるんですよ。
こういうのね、自滅タイプですよ。
ようそれで結婚できたな。
これどうなんの、
この話。
怖いわあ~。
めっちゃおもろいわ。
ドキドキするわ、
話を聞いてて。
◆デートに誘っても飲みつぶれてばかりで思いは伝わらぬまま。
円さんも
ドキドキする2人の甘酸っぱい思い出は
いよいよクライマックスへ。
◆どうしたの?
◆告白した。
◆どこで?◆ここで問題。
◆ということで、
VTRを見ていただいたらわかると思いますが、
ご主人はトランペットは吹けます
が
ほらはふけない。
だから、
寡黙なんですよ。
思いばかりがどんどん募っていく、
張り裂けそうなばかりの思いです
よ。
皆さんには経験がないと思います。みんなぺらぺらね、
言うてますから。しゃべってまうから。
本当に好きな人がいて、あんなき
れいな人、
高嶺の花ですよ。
思いばかりがどんどんたまっていくんです。
だけど、なかなか告白できない。
さあ、
たまりにたまった気持ちを吐き出
した、衝撃の告白があります。
それは一体何でしょうか。
八木さん、行きましょう。
◆わかりました。
口で言うのが苦手やったから、
◆そういうことです。
◆夏やったと思うんですよ、
告白。
だから、日焼けで
好きというのを厚紙を張っておい