。
きっと許してくれる
。
だって私は
それで→
最強の華道家に戻れるんだから!
ねぇ お姉ちゃん!
ねぇ
とにかく少し休んで。
あんた…→
変な子ね。
自分の毒を花に込めたら→
元の いい子に戻れるなんて。
何それ
意味不明。
その程度の毒なんて
一体…。
あぁ…
。
なるほどね
。
ハハハ…
。
何?
宇都宮に抱かれてなかったのね。
だから
ルリ子さんへの嫉妬も憎しみも→
中途半端!
「許さない」って言ってもしょせん 口だけのこと。
そんな
ぼんやりした闇で→
一体
どんな強い光が手に入ったっていうのよ!
ねぇ
ひどいよ。
どこ行くの?
お姉ちゃん。
言ったでしょ
。
もう一人の自分を→
取り戻しに行くの。
(
ドアの開閉音)
(
なな) ぷーさん…。
(
ルリ子) ななが次の家元に。
そうですか
。
あとは
本部の会議で承認されさえすれば。
あなたには感謝してるわ
。
私たちの思惑通り
。
フッ…
つくづく おめでたい人だ。
誰に向かって口を利いてるの?
ななとの縁談 進めないわよ。
あんな場面を見られても
まだ→
娘が言いなりになると
思ってるんですか?
(
ルリ子)多少 時間はかかるだろうけど。
母と娘だから
。
どのみち
俺には興味のないことだ。
月島なんて
。
え?
興味があったのは 月島の票です。
協会理事七流派としての
。
だから
それが…。
兵馬を打ち負かすために!
(ルリ子) あなた…。
フッ…
。
神宮の家元に?
ええ。
そのために
お家元の指示で動いたんです。
お家元の指示で?
ななに足りない華道家としての心の闇 ダークサイドを→
俺とお家元で
つくるために→
あなたを利用した
。
私を利用した?
初めからね。
(
ルリ子) ウソ…。
ハッ…
。
お家元は
私とあなたのこと…。
もちろん知っています