取材をしたんですけれども、
台湾に中国がパンダを贈りました。
なぜ政治的なのかというと、
外国にパンダを贈ってはいけない
と、レンタルだということだった
んですけど、
中国は台湾のことを国の一部だというふうに主張していますので、
台湾側としては、それに対して反
対をしてるんですけども、国の一
部だ、だから外国ではない、国内
の移動だという理屈で、パンダを
贈っている。まさに政治利用した
というケースだったんですね。
>>93年からレンタルというこ
とは、
このアドベンチャーワールドの2
頭はレンタルだったということに
なるわけなんですけれども、
もうパンダというかわいらしいキャラクターとこの国益、政治のカ
ードって、赤星さん、なんかこう、
相反するものがありますね。
>>やだねぇ、
こういうのやだ。なんかすごい残念に聞こえるんで
すけど、だって、
パンダには罪ないですし、
なんのために使われてるか分かん
ないですけど、ただやっぱり、パ
ンダが日本に来ると正直、日本人
としてもうれしいですし。
>>うれしいニュースですよね。
>>ただ、
中国も実は2010年に、
尖閣諸島で漁船衝突事件がやっぱり起きて、
日中関係がもう一気に悪くなった
のを、
なんとか改善したいということで、
悪い中でよくとしに上野動物園にパンダを送ったりしているので、
なんとか日中関係を改善したりし
たいというような意欲を持ってい
たのも間違いないんですけど、
問題の正常化40年の2012年には、
日本政府が尖閣諸島を国有化した
ことで、これ以降、
完全に両国は冷え切ってしまった、
総理も、
野田総理が11年に行って以降、
7年にわたって中国行くことなか
ったですし、パンダもそれ以降、
日本に来ることはなかったという
ことなんですね。
>>でも今回、
来るかもしれないんですよね?
>>そうですね、
実際に水面下でそういう話が出て
いるというふうなことなんですね。
今回、
国交、
平和条約が結ばれて40年という
節目、
関係改善をしていこうという機運
が確かに高まっているというふう
に思うんですけれども、
実は40年前のこの両国の条約の中には、
覇権条項というものが実は書かれ
ている。
これどういうことかというと、い
かなる国であっても、
覇権を求めるような力で何かを動
かそうという行為には絶対に反対
するぞということを両国で申し合
わせた、
非常に大事な条文の一つなんです
けれども、当時としては、
中国はですね、
自分とかよりもソ連が力をつけてきたので、
ソ連が非常に脅威だと、危ない、
怖いので、
それに対抗するために日本にも協
力してほしいというような意味合
いがあったんですけど、
じゃあここの条約が出来てから40年たった今、どうかというと、
アメリカと中国の覇権争いという
のは、非常に強くなってきている。
その中で、今回、
安倍総理が覇権条項というものを中国に対してどういうふうに持ち
出して、何か説明するのかどうか、
これは大きな見どころの一つだと思いますね。
>>ここも日本は距離感を問われ
るわけですね。
>>ことしに入ってきてから、
明らかに中国が政治的に日本に対して非常に妥協的に接してきてま
すんでね、
それから中国のやっぱり感覚としてはアメリカとの貿易戦争、
実は貿易戦争を肥えて、完全な覇
権戦争になってると、覇権争いに
なっていると。
この前、関係してたのはもっと長
く、あるいは、
もっと厳しく続いていく可能性があるという、例えば、日本との関
係改善というのは、もうある種の