20代、
30代を狙い撃ちするためです。
人から頂いて食べたりすることはあっても、
自分でなかなか購入して食べる機
会がないので、
より若い方に好まれるような濃い
味付けにしました。
>>もともとのターゲットは、
薄味を好む50代以上。しかし、
2013年に年間の売り上げで1
00億円を達成して以降、売り上
げは減少傾向に。
そこで、
50代以上の層に加え、
若者にも好まれるぎりぎりの濃さを探り当て、
再び売り上げ100億円に返り咲
いたということです。
お次は、
変わらない定番。
この形のお菓子に、
見覚えはありませんか。
そう、
お酒のお供、
柿の種。
こちらの発売はハッピーターンより古く、1966年。
それから半世紀のときを経て、今
の売り上げはなんと、年間250
億円。
亀田製菓で一番の売り上げを誇る看板商品です。
>>こちらの3つをご用意いたし
ました。
何が違うか、ちょっと食べていた
だきたいなと思うんですけども。
>>目の前に並べられた3種類の
柿の種。
こちらも見た目には違いが分かり
ませんが、
ここに味の秘密が隠されているん
です。
>>一緒でしょ、
これ。強いて言えば、
なんか、
もうなんか、
ピーナッツたくさん取れたぐらい
の感じですけれども。
>>正解です。
>>あっ、正解?
>>はい。
>>実はこの3つ、
柿の種とピーナッツの重さの比率
が違うんです。
左は柿の種とピーナッツが5対5。
真ん中は6対4で、右は7対3。つまり、
左側ほどピーナッツの量が多くな
っているんです。
>>現状売られている柿の種は、
どの比率なんですか?
>>真ん中の6対4が黄金比にな
っています。
>>なるほどね。
>>実際に食べてみて、
柿の種の辛さとピーナッツの甘さ
が一番ちょうどいいなというとこ
ろを、この6対4というのを一番
信じて、
これをこだわってやらせていただ
いております。
>>この6対4の黄金比率を50
年以上にわたって守り続けている
柿の種。
ちなみに、
味はこれまでに一度だけ変えたこ
とがあるそうで。
>>ピーナッツのバター風味を強
めることによって、
ワンランク上の柿の種というのを
目指したんですけれども、
あんまり芳しくなかったんで、
6対4であったり、ピーナッツの風味というのも、
今のままが一番いいんだなという
のを感じました。
>>変える理由に変えない理由。
定番には定番ゆえの戦略あり。
定番といえば、
こちらも。
油性マーカーのハイマッキーは、
ご存じですよね。今から42年前、
発売当初のCMがこちらです。
>>早い話がこれです。
使いみち2本分、
なんにでも書けます。
>>発売当初からほとんど姿を変
えていない、
まさに定番でございます。
そんなマッキーが、何やら進化したというので、
東京にあるゼブラの本社へ。
>>マッキーが変わったと聞いて、
おうかがいしたんですけれども。
>>こちらの商品が新しいマッキ
ーの商品です。