◆コッポラの娘。◆そのコッポラも…。
僕が履かせましたからね。
◆ほんまですか?それ。
◆はい。
◆写真とかあるの?
◆あるけど出せない。
◆何でやねん!
◆あるけど。
◆あるんやったら…。
◆何で出せないんですか。
権利関係があるからやろ。
ほんなら隠すやん。
◆オーケー。
ほな、撮っていいですよ。
何やねんな、もう!◆円のリアクションだけでお願い
します。
◆「円(まどか)」言うな!
履いてるわ。
見たから、もう…。
コッポラ履いてるわ。
これ、歩きやすいし、なおかつ着
物にも合うということでしょう?
◆そう。
円さん、
僕は、ちょっとそれはあんまりいいと思ってない。
◆思ってない?
◆思ってない。
だって、草履とか下駄というのは、日本の文化だし、それをスニーカ
ーにされると、やっぱりちょっと残念なところ、あるじゃないです
か。
◆自分が言うたんじゃないですか。
◆僕としてはこういうふうに履い
てほしい。
履いてほしいんだよね。
◆履いてた。
◆というかあっちも履いてるし。
◆あっ、みんな、履いてるわ。
◆ふだん、こういうふうに履ける
じゃないですか。
◆今までと違うファッションだけ
ど、
だけども、格好よく履ける新しい
ものであり、日本人のよさを、
発信する一つのきっかけにもなる
と。
◆はい。
◆発売開始からおよそ1年にもか
かわらず、国内外で、展示会や
期間限定の販売会が開催され、話題となっているんだそうです。
◆売れたのは、
京都のおかげだなと僕は思ったの。
京都でつくられてると。
そういうものだけじゃなくて、
背景ってものがある。
◆そうですね。
すばらしいじゃないですか。
◆だから、感謝したいわけ。◆なるほど。
◆行く行くは感謝されたいなと思
ったときに、
しっかり僕ら、京都のことをあん
まり知らないし、
ちゃんと調べようと。
◆京都の方なんですか。◆違います。
◆どこなんですか。
◆石川県の金沢…。
◆全然違うやないか。
◆すいません。
◆いや、
謝らんでいい。
◆職人さんにインタビューしに行
ったり、
映像…。
◆職人さんとお話をしに。
◆行ったりして。
記録したり、
残すという活動を始めて、
むっちゃおもしろかったんですよ。職人さんが。
職人さんって、怖いとか、頑固と
か。
◆あんまりしゃべらんとか。
◆コミュニケーションしてくれへ
んとか、もちろん、そういう方も
一部いますけれども、僕らが何か
やりたいといったら、やろう、
やろうという気概を持った方で、
どっちかというと、挑戦したがっ
ているような。
そういうのに触れるにしたがって、
僕、京都のこと、今年初めて好きになった。
去年。
◆大分おそいんちゃう?
◆円さん、好き?
◆俺は、京都、大好きですよ。
◆どこ出身ですか。
◆僕、高知県出身。自分も全然…。
◆高知県が京都好きやったらあか
んのかい!
◆そんなん俺のせりふやん。
俺も石川県やん。
一緒ですね。