具材のうまみと辛さを引き立てる。
>>よりミャンマーに近づきます
し、
食材の臭みとかも消して、
うまみだけをちゃんと残してくれたりするので、絶対になくてはな
らないですね。
>>こんな色のラーメンあります?
林さん。
>>これは、
うちではないかね、ちょっと。
完全にこれはミャンマー料理だね。
>>中本の一味を。
>>一味ね。
>>ちょっと入れたいんですけど。
入れたいんですけど。
>>これがうちの特製一味。
>>うーわぁ、袋のまま来るって。
まじですか?
はじめてですよ卓に並んでいる、あの瓶に入ってるやつしか見たこ
とないんで。
>>ちなみにこの中本特製唐辛子、
1日に1店舗で使う量、実に10
袋。
>>早く入れないと。
>>あっ、すみません。
がつんといきたいと思います。
ベースにないとあれですね、やっ
ぱり。
>>なんと袋から、そのまま投入
すると、入れるわ、入れる。
その量、なんと袋の3分の1。
>>あっ、きますね、これもう、
匂いが。
>>これでベースが完成。
>>いーや、
これは辛いぞ。
>>味見してみると。
>>あっ、
うまい!
いいですね、これ、
ミャンマーの味っすね。めちゃめちゃおいしいです。
>>では、師匠、
林の反応は。
>>うまいね。
>>ありがとうございます。
>>うまいけど、これ、
中本じゃないね。
もうミャンマー料理かな。
バランスが取れてないのかな、ちょっと。
辛い中にも、
もっと引き寄せられるうまさがないと。
この味で、
お客様に感動させることはできない。
>>林師匠いわく、
ミャンマーの個性が強すぎて、
本来の中本のうまみが失われてし
まっているという。
>>分かりました。
そうですね、
一回ちょっと、
ちょっと考えます、なんか。>>ちょっと、
出直しましょうか?
>>はい、そうですね。
一回ちょっと、
分かりました。お疲れさまでした。
ありがとうございました。
>>昔から温め続けてきた夢のメニューが、あっさり撃沈。
再度作戦を練り直すことに。
>>僕なりに、
ちょっと考えてきた部分もあるん
で。
いや、
ちょっときついですね。
>>中本とミャンマー料理。
強烈な個性を持つ両者を、
どうすれば、一杯の中に融合でき
るのか。
>>やるからには僕は全力でやり
たいと思ってましたし、
僕からしたらちょっとね、
ミャンマーを広められる瞬間でもあるので、
思いは強かったんですけど。
やりすぎてるのかなぁ。
分かりました、やりましょう。
>>頑張りましょう。
>>はい、ちょっと、
ちょっと一回考えます、まじで。
>>ミャンマーと中本をつなぐ究
極のラーメンはできるのか?
数日後。
>>お疲れさまです!
お疲れさまです。ライブでさっき
大阪から帰ってきました。
やる気満々ですよ。
>>どうですか?
>>いや、まあ、
いろいろ考えて、
ちょっと僕なりの秘策をもって来
させていただきました。
>>秘策?