◆こちらは先生をやっておられる
んですか?
◆社員で、もともと教え子なんで
す。
教え子からアルバイトで先生をしてくれて。
◆どうでした?
勉強してるときは。
やっぱり安くて助かった?
◆親やと思うんですけど。
よかったのは。
◆お父さん、お母さんが
少しでも安いところで負担かけな
いようにやって、
実際成績も上がった?
◆大学に行けましたんで。
◆ここでやって、
勉強してよかったなと思います?◆それはすごく思います。
◆点数上がればみんなが幸せ。
これ、手書きじゃないですか。先生もねとか。
こういうなのは、
高いところだとぴしゃっとしてますやん。
そういうのは、ちょっと安いから
みたいなところがあるんですか。
◆安くするために
やっぱりいろんなものを削らなきゃいけないじゃないですか。
自分たち、すごい特殊なんですけ
ど、
教育という部分のところに関して
は一切削ってないんですけど、
ここの教室見たら、塾なのにコピ
ー機がないんです。
◆コピー機ないわ。
◆塾なのに、
電話線も引いてないんです。
◆ほんまや。ほんで、塾なのに
汚いわ。
◆汚くないです。
これ頑張ってるんですよ。
◆大手と比べれば
決して整った環境とは言えない塾
ですが、
6年前の開校から
生徒数は右肩上がり。
安さだけではない、
通いたくなる塾をつくることが
重要なんだそう。
◆学校で
なかなかついていけない子たちと
か、
それで自信をなくしている子がた
くさんいるので、
本当にそれを僕たちが僕たちとい
うか、
ファイト学習会だけじゃなくて、
たくさんの塾がそれをサポートして、
◆できるんだと。
◆明るい未来を見せてあげたいなと。
◆教えるほうになって、どうです
か。
◆自分が苦手やったからこそ、
わからない子の気持ちには
絶対寄り添っていきたいと思って
いたので、
先生になってもすごく楽しかった
です。
◆人気あるんちゃいますの、
この先生。
◆本当に僕より人気があります。
◆あなたはそんなに人気ないでし
ょう。
◆そうなんですよ。
◆勉強というものの楽しさであっ
たり、
成績が上がるということの喜びで
あったりとか
いろんな意味をここでするには、
これでええという思いはないですもんね。
◆ないです。
いろんな可能性を見出すために、
塾もそうですし、ご家庭で
子供と一緒に遊んでもらったりとか、
いろんな思い出をつくってもらい
たいと思っているんですね。
そこがやっぱり子供の自信になっ
たりして、
愛されている自信というか、
つくので、その浮いたお金、
教育費が浮いたお金は、ぜひ子供
と一緒に。
◆なるほど。
1カ月に1回ぐらい家族でご飯を
食べに行くとか、そういったもの
にお金を使ってということですか。
◆そうです。
◆これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきますわ。
◆ありがとうございます!
◆子供たちに寄り添う
現代の寺子屋。