2018/12/15(土) 17:15〜18:00 大河ドラマ「西郷どん」最終回直前スペシャル「西郷どんと鈴木亮平の500日」[字]

(喚声)
10月。
彼の 最後の戦いが始まっていました。
大河ドラマ「西郷どん」で→
西郷隆盛を演じ続けた鈴木亮平さん。
1年4か月に及んだ撮影。
本番!
それは 鈴木さんにとっても
まさに闘いでした。
雄大な自然に育まれた男の→
波乱万丈な生涯。
西郷どんは
出会いの度に成長していきました。
そいは よかったが! おめでとう。
はい!
終生の友と夢を語り合った日々。
やがて妻となる人とのほのかな恋。
歴史の表舞台に出る
きっかけを与えた主君。
メソメソ泣いていた
やっせんぼだ!
怪我する前に
帰った方がえいぜよ。
世の中を変えるため→
共に時代を駆け抜けた仲間たち。
始まった戦争。
賊軍相手に負けるはずがなか!
ただ純粋だった若者は→
苦悩を抱えながら 大義のために人をも殺める覚悟を決めた→
大きな人間へと


変貌していきました。
ほどほどでは いかん。
おいは あん男を地の果てまでも追い詰める。
そして 明治新時代。
ああ 今は その時ではない!見殺しにすっとか 一蔵どん!
西郷どんは
終生の友と たもとを分かち→
自らの死に場所を探すかのように
再び戦場へと戻っていきました。
その人生とは 何だったのか。
どう演じるべきか。
撮影現場には ひたすら考え抜く
鈴木さんの姿がありました。
そんな日々を支えたのが…。
いない。
仲間であり…。
尊敬する大先輩であり…。
撮影開始当初から
ずっと時間を共にしてきた→
瑛太さんでした。
(叫び声)
身も心も西郷どんにならんとした
1年4か月。
鈴木さんの格闘の日々を見つめました。
撮影が始まったのは 去年7月。
(拍手と歓声)
チェスト。 イエ~イ!
よ~い スタート。
まだ貧しい下級武士にすぎなかった吉之助がイノシシを撃つ あの場面です。
まだ ほっそりとして初々しい西郷どん。


11月 スタジオに入りました。
この日 組まれていたセットは
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩藩 鶴丸城。
はい。
映画でも めったにお目にかかれない2階建てのセット。
スケールの大きさに
責任の重さを ひしひしと感じます。
吉之助さぁ。
おお…。
西郷家と大久保家の庭には 見事な大木。
終生の友を演じる 鈴木さんと瑛太さん。
物語は この庭から始まりました。
2人の役柄は まさに陰と陽。
西郷吉之助は 朗らかな熱血漢。
あ~っ!
太陽のような男です。
大久保正助は 頭脳明晰。
物事を冷静に見つめる 月のような存在。
よ~い ハイ!
人の女房の悪口を言うな!
若さぁ!
喧嘩の場面は 信頼し合っているからこそ
より激しく。
兄さぁ 落ち着いて!
ハイ!(カチンコの音)
それでも 志は常に一緒でした。
(笑い声)
カット! オーケー。 チェックしま~す。
互いの存在を感じながら→
鈴木さんと瑛太さんは それぞれの役柄に

磨きをかけていきました。
さあ…。
そんな鈴木さんが西郷どんに成りきるため何よりも大切にしていたのが→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩ことばでした。
よ~い ハイ!
はい。 定免では 百姓に
死ねち言うちょっとと同じでございもす。
こ… 取れ高に応じて年貢を決める
検見取にして…。
ごめんなさい。