上の事業所すべてを調査するルー
ルの毎月勤労統計。
実は、
厚労省内では2004年から、
ふ適切調査を容認するようなマニュアルが共有されていたことが、
新たに分かったのです。
そのマニュアルには。
>>全数調査にしなくても精度が
確保できる。
>>さらに容認する内容の記述が、
2015年以降、突如、
削除されていたことも判明。
これについて野党は、
意図的に隠したのではないかと非
難しています。
さらに、実質賃金などは、
勤労統計調査で算出されることから、
その伸び率にも影響を与えたので
はないかと追及を強めています。
>>アベノミクスの成果で実質賃
金は上がったんですと豪語してた
じゃないですか。
これもしかしたら、実質賃金はマ
イナスだったと、
伸び率はマイナスだった可能性だって、あるんじゃないですか?
>>今月始まる通常国会の火種と
なりそうなこの問題。
さらにその波紋は、
世界に広がる様相を見せています。小島デスクが解説します。
>>また新たな問題が出てきまし
たね。
>>そうですね、収束するどころ
か、どんどん問題広がって、しか
も深刻さを増しているというよう
な状況で、
つい最近出てきた新たな疑惑、ま
ずちょっと、
おさらいしたいと思いますけれど
も、やはりこれ、
組織的に行われていたんじゃない
かということが出てきまして、
2004年から不適切な調査が行
われていたんですけれども、
このマニュアルがあって、
マニュアルに本来はすべての大規模な事業所に関しては調査しなく
てはいけないのに、
マニュアルでは、
全数調査にしなくても精度が確保
できるという言い方をしていたと
いうことなんですね。
これは、
2015年になって突然削除され
るということなんですけれども、
この間10年、
11年ぐらいの間は、
恐らく担当者も数人変わってるで
しょうから、このマニュアルでも
って引き継ぎがされていた。
これ組織的じゃないかというふうな指摘が出ても当然だと思います。
あと、
今回の被害に対してどのような補填をしていくかということについ
ても、新しい数字が出てきまして、
いろんな雇用保険などの追加給付をしなくちゃいけないということ
で、
567億円の追加の予算を組むということなんですけれども、
実はどうもこれだけではなくて、
いろんなシステムの改修などを含めると、
800億円近い新しいお金が出て
いくというようなことが今、明ら
かになってきているということで
すね。
しかも、
この2018年に関して言うと、なんか特別な補填というか、特別
な処理をしたために、実質賃金の
上昇率、
実はもっと低かったのではないか、
実際よりもこの公表数値、高く出ていて、
あたかも景気が実際よりもいいよ
うに操作されていたんじゃないか
というような疑惑も出てきていま
して、これ本当に、
泥沼化しているという状況ですね。
>>有馬さん、これ、
組織的ではないかという声があり
ますけど、いかがですか?
>>組織的なんだと思いますよ、
間違いなく。
文書が残ってるっていう話があり
ますけれども、
それも含めて、
やっぱり組織以外の何物でもないと思うんですね。
まず、一番問題は、予算をある程
度組んだものを、
修正するなんていうことは前代未
聞。
そうしなければいけないぐらい、
ひどいものだということだと思うんですよね。
それを組織でやってって、
さっきアベノミクスのために、
上昇の賃金にしなきゃいけなかっ