あれ、誰楽しいん?
田舎に帰っていて、
ぎょうさん近所から、何から、
なんかまんじゅうの1つでも持っ
てかえらなあかんのやで。
帰れる家に持っていくんじゃない
のよ。近所にだーっと、
先、
宅配便かなんかで送っておいて、40軒ぐらい、ばーって。
で、もう、
嫁さんはくたくたやで。言ったらしゅうとめさん、
どーん座ってて。
それでなぜか知らんけど、小じゅうとが帰ってくるねん、小じゅう
とも、夫の実家帰ったらええのに、
小じゅうと、
おうち帰って来て、その小じゅう
とが、横になってテレビ見てるの
よ。
それで、
なんかかけ毛布かなんか、お母さ
んが、
かぜひいたらあかんで。
みゆきって言うて。>>みゆきなんだ。
>>ほんま、嫁の恵美子さん、恵
美子さん、みゆきやな、みゆき、
好きなもん作ったって。
カフェオーレ好きやねん、カフェオーレ。
あっ、はい、すみません。
荷物をまだ。
まだ荷物置いてないの、カフェオ
ーレ、
みゆきの好きなカフェオーレ、ミ
ルク多め、早く!って言って、さ
ーって行って、
つくんねん。田舎ってそうやんか。
全部嫁が。
嫁、くたくたやで。
>>だからね。
>>だからねって何を言いたいの。
>>田舎行くんじゃなくて、田舎
のお父さん、お母さんをこっちに、
大阪なり、東京なり呼ぶ。
>>ばか者!
>>えっ?
>>田舎のお父さん、
お母さんを都会に呼んだら、
帰れへんようになるでしょ。
>>居ついちゃって。
>>居つく!
あの人らいつくで!
ニトリでシーツを買いにいかなあかんわ、枕はいるわ。
ああでもない、こうでもない言わ
れて、風呂は1つしかないのに、
お父様からとかいう、熱いとかぬ
るいとか言う、
それだったらまだ行くほうがまし
やねん。
でも行ったらもうくたくた、嫁さ
んは。
とにかく、
作った煮しめを、お母さん煮しめかなんか作ってはるわけよ。
なんか黒ーいね、しょうゆばっか
りの、
もうレンコンや里芋も一緒の匂い、
もう真っ黒けや、くちゃくちゃの。それでもおいしそうですね、
お母さんとか言いながら。
みゆきに出してやって、
みゆきに似たんや、みゆきに、
ね。みゆき、もうみゆきはもう、
みゆきは寝たくもないのに、お母
ちゃん、
もうええって、私、
紅白見たいしって、寝とき!みゆき!
みゆき!みゆき!あんた、疲れて
んねんから。
ああって、
恵美子さん、
みゆきに煮しめ、
煮しめ!って。>>ほんで、帰ってくると、混ん
でるしね。
帰ってくると、
帰り込んでるし。
それが意味分からないんだ。
>>もう一番働くのがしゅうとめ
さんよ。
しゅうとめさんが一番、
もうやかましい、朝から晩まで。
やりもせんことを、
ふだんせんことを、
うちの雑煮はこうや言うて、恵美
子さん、餅は焼き過ぎとか、
恵美子さんはいじめられ、みゆき
!何?
みゆき、うちの餅、
こんだけやかへんなっ。またまたみゆきもここは、ほんま
やわ、恵美子さん、
焼き過ぎやわ。恵美子さん、関西やから、ほら、
焼けへん、
丸餅なんて、違う?そうなんです。えー?って言われて。
親子で言われて、