ものすごい軽いんですよ
ああ
ええ
市原さんは テレビでスポーツ中継見るの お好きなんですよね
はい 大好きですよ まずテニス
次 マラソン 次 相撲
そして 一度話聞いたことあるんですが
テニスの解説を
一度やりたいんですね
う～ん いや 私が見て
ボソボソ ボソボソ言ってるのが
友達が面白いから ぜひ…
あの… 口かけてもらってやったら？ って
ひどいこと言ってるんですよね
テニス見ながら何をお話しになってるんですか？
やっぱり あの すべてが
あの 演劇のように見えるのね
はあ
あの スポーツも
そうすると その人の心理状態
自分に負けていく心理状態から
思いっきりやる その勇気
そういうものが見えてきて楽しいんです
へえ
それで 演劇よりも
より いっぱいの
何万人のお客の中の大舞台ですね
あの テニスのコートは
そこで どういうその 一挙手一投足で
皆さんを魅了するかっていう
はあ～
それが楽しい
自分の姿が しょぼくれたり
あの やましい心で負けていったり
勝ち負けだけに こだわって
もう この選手
負けが決まりました
なぜなら心が折れたからですそうね そんなこと言って
グチグチ言って
時の運でダメになることもある
それも みんな受け入れなきゃいけない
泣くなよと また明日があるから
な～んて言って
それで 好きな人とダメな人とね
文句言ってるの
はあ～
＜そして 市原さんならではの＞
＜夢のお話に＞
私は 夢は小さな三百人劇場を持って
ダーッと ドレス着て
そして いらっしゃいませって前出て 支配人 女支配人
で 自分の好きな俳優さん集めて
舞台をプロデュースして
そして そこで お客さんを迎える
女プロデューサー 夢でしたそうですか
夢のまた夢
えっ それで？
夢でしたっていうことは
もういいんですか？
もう もう諦めましたしどうして？
あの 実現不可能だし
あの そんなことは
意味がないんじゃないけど
卒業しました
ああ みんなこうやって卒業していくんですね
そういう自分の姿
きれいな婦人の
いいわね
素敵 素敵 うん 素敵
今日は 短い時間でしたけども
楽しい時間になりました
ホントにありがとうございました
ありがとうございました
すごく ありがたかった
あの 市原さんと一緒で
＜長く女優を続けていた
お二人ながら＞
＜この映画が
最初で最後の共演になりました＞
＜希林さんが どうしても一度＞
＜一緒に仕事をしてみたいとお願いをし＞
＜実現したと聞きました＞
＜お互いを認め合い＞
＜多くを話さずとも
通じ合っている様子は＞
＜名人級の職人のような
たたずまいでした＞
＜知性あふれ エスプリの効いた
２人の やりとりは＞
＜何度も見てるはずなんですが
笑ってしまいます＞
そして こちらの
黄色いカバンを見てください
先ほどの希林さんとの撮影でも
終始 市原さんが
大事そうに使っていた
カバン
実は初めて 「ぴったんこカン・カン」 に出演してくださった時に
私たち番組から 喜寿のお祝いで市原さんに贈った
黄色いカバンです