◆三千院は、８世紀に創建された
皇族や公家が住職を務める
天台宗（てんだいしゅう）の門跡
（もんせき）寺院。
◆広いなあ。
ここは？
◆ここは客殿といいまして、
ここが一番上段になるんですね。
鑑賞式庭園なんです。
そういうときには、座っていただ
くといいんです。
そうすると、１枚のびょうぶ絵に
なるんですね。
そういう形で見てください。
◆ほんまに自然やねえ。
完全な枯山水。
コケが。
◆見に行きましょうか。
◆これ、住職、
「日本最初」って書いてますよ。
◆元三大師、この方が
２０世紀でこの方が初めて、
中国から導入されたと。
◆今のおみくじって、今年は大吉
だみたいな、
未来のことじゃないですか。
◆未来ではなくて、
今現在ですね。
自分の中の
思いが出てるという。
◆自分の思いが書かれているということですか。
◆そう思ったほうがいいですね。
◆今、自分が思っていることがあらわれる、
元祖おみくじ！
果たして、３人の結果は！？
◆なら、小松さんからいきましょ
うか。
あっ、小吉や。
うそやん。◆何？
凶…。
◆何笑てんの。
大吉！
スターは出ましたね。
◆そういうとこは全部無視してく
ださい。
◆何でやの？
◆どう見ても文体は
江戸時代…。
◆文字がわからへんねん。
◆実はこの元祖おみくじでは、
吉や凶といった結果ではなく、
その下に漢文で書かれた内容の方
が
重要とされているんだそう。
◆気持ちとしては、
あなたの場合は、
花開いて、今まさに
このまま行ったら
財宝に進んでる。あなたが行動すれば、
宝財、
つまり財宝が入ると。
◆よかったですね。
◆思っているということですよ。
◆僕がね。
自分でね。
小吉、見ましょうか。
◆すいません、
一番ちょっと…。
◆凶です。
◆お凶さんですね。
◆続いてやって来たのは、
重要文化財・往生極楽院（おうじ
ょうごくらくいん）
◆うわ～、大きい。
大きさは、どれぐらいあるんですか。
◆２メートル３３センチあります。
◆このお堂には物すごい歴史を感じるんですけれども、
どれぐらい前に…。
◆これ１１４８年平安…。
◆そこ見んといてください。
覚えておいてくださいよ。
◆９００年近くの歳月を経て、
真っ黒になってしまった天井画。
こちらの宝物館では、
完全再現した天井画を見ることができます。
◆これが上にあるということです
か、
あったんですか！？
ええっ～！？
この色やったの！？
あの先にこれもあったんですか。
◆そうです。
あの後ろにね。
どうですか。
◆よかったです。
◆あそこが三千院や～というぐら
いで
帰ってたから、この中で、
こんなお話し聞かせていただいてありがたいです。
◆右に同じです。