◆かしこまりました。◆円さんやな?
◆そうです、円広志です。
◆僕、もうここで90年になるもん。
◆90年?
◆僕90歳。
◆90歳!?
お元気で。
◆90歳よ!
この男。
京橋で生まれて、ここに座ってん
ねん。
◆そうですか。
奥様はどうされてるんですか。
奥様。
◆嫁さん?
独りもん。
◆そうですか。
◆ええお嫁さん探して、えへへへ。◆そうですね。
お父さん、お幾つぐらいの方がいいんですか、
お嫁さんは?
お嫁さん…。
◆ここのお嫁さんみたいなきれい
な人、へへへー。
きれいよ~。
◆奥様のファンやね?
◆はい、そうです。
毎日来ていただきまして。
◆誰かに似てると言われる事はあ
りませんか。
◆よう言われます。
◆誰かに似てるって。
◆いろいろ言われます。
◆えっとね、
おかの上~
あの人に似てるわ。
名前出てけえへんわ。
あの…、ほら、
天地真理。
◆言われます。
◆でしょう?
似てるもん。
もちろん、ご結婚もされているん
でしょう?
◆されてましたけど…。
◆それは好都合じゃないですか。
ファンの方が皆さんね、おられて、
いいですよ、それはもうアイドルですから、
このお店の。
◆ありがとうございます。
◆もう一花、二花と思ってはるで
しょう。
◆ありますかね?そんなん。
◆ありますよ、そんなん。
あなたのことをファンだと思って
いる方がおられますから、
この目の前に、事実、お父さん。
ねえ?
お父さん…お父さん?
女性、きれいですよね?◆きれいや。
年々きれいになるんよ。
年が行くに従って、
きれいになるんや。
◆できたら結婚したいぐらいやね。
それはもうね!
そら、もうそうです。
◆よう立たんのやねんけどな。
◆そんなん、愛にそんなん関係ないです。
そうです、そうです。
◆竜宮城に来たみたい。
◆ほんまやわ。
ここね。
◆恋の行方が知りたくなったらぜ
ひ野江内代へ。
◆おはようございまーす。
きょうも元気に始まりました「よ
~いドン!」。
火曜日は、松本伊代さんとご一緒です。
よろしくお願いします。
きょうの「となりの人間国宝さん
」、きのう続いて野江内代駅です。◆ということで、あのお父さん、
毎日
あの喫茶店に行ってはって。
◆竜宮城と思って。◆竜宮城と思ってきてはるんです。
またコーヒーを飲んで、
ちょっと時間を潰してから帰りはるというのが
毎日の日課でございます。
ファンでございますから。
よろしいやろ。
◆ちょっと、やっぱり狙ってる節はあるんですか。
◆狙ってます、間違いなく。
天地真理さんはね、
毎日、来てくれる…。
◆年々きれいになるという。
ファンがやっぱり多いらしいです
よ。
◆お父さんもきれいですよ、
格好がきれい。
おしゃれして来るんだよ。
だって、それは憧れの天地真理さんに
会いに来るわけやから、一生懸命