<ベースキャンプへ戻り→
そのまま
ガッシャーブルム[外:1880A28E8029BC4D6CEB8CC3C44CB78C]峰の→
連続登頂に挑戦>
<これは…>
<…したものの 竹内さんは→
とてつもないスピードで次から次へと山に挑戦していた>
<この本に 登山者の動きを記した行動表が載っている>
<この表は 横が日数→
縦は その時 登山者がいた
標高を示している>
<これは 竹内さんが初めて
8000m峰に登頂した→
マカルーの行動表>
<日数をかけ 何度も何度も→
上り下りを
繰り返しているのが分かる>
<これは 高度順化といい→
薄い酸素に徐々に体を慣らして行く→
高所登山には 欠かせない行動だ>
<安全に登るために十分 体を慣らしてから→
20日かけて
登頂にアタックしている>
<登り始めてからは 42日後だ>
<一方 こちらは 竹内さんが…>
<何度も繰り返していた
高度順化は2回だけ>
<その後 わずか4日で
頂上に到達している>
<登り始めてからも20日と
半分以下になっている>
<さらに その数日後 別の山に
アタックしているのだが→
すでに
高度順化を終えているので→
ベースキャンプから
頂上の8051mまで→
わずか3日で到達している>
<2005年 この速攻登山でラルフ ガリンダと共に→
学生時代には
その頂に→
立つことのなかった
シシャパンマ>
<2006年に
カンチェンジェンガ>
<2007年にはマナスルと
登頂を果たし→
気付けば 竹内さんは…>
<14座登頂という大きな目標のできた竹内さんが→
10座目に選んだのは→
ガッシャーブルム[外:1880A28E8029BC4D6CEB8CC3C44CB78C]峰>
<死亡率は
2.12%で→
14座中
13番目だが→
3年前 悪天候で…>
<…も懸かった挑戦となる>
<メンバーは
各国から集まった4人>
<すでに この山に登頂済みだったラルフとガリンダは→
入っていなかった>
<頂上まで
あと1000mほどの→
6900m地点で それは起きた>
<地形が変わるほどの大きな雪崩にのみ込まれ→
竹内さんは300m下に滑落>
<他の3人も巻き込まれてしまった>
<近くにいた
別の登山隊に救助された→
竹内さんの背骨は 破裂骨折>
<肋骨は5本折れ…>
<この事故で アーネが死亡>
<アーンツは いまだ行方不明のままとなっている>
<日本に移送された竹内さんは→
背骨にチタンシャフトを埋め込む大手術の末→
一命は取り留めたものの
山への復帰は絶望的といわれた>
<その…>
<竹内さんは パキスタンにいた>
<厳しいリハビリを乗り越えて
あの…>
(一同) え~!
<厳しいリハビリを乗り越えてあの…>
<この時 竹内さんの背中には
まだチタンシャフトが入っていた>
(竹内さん) ハハハ…。
<今回の登山メンバーは…>
<記録用にカメラを回す…>
<そして竹内さんのたった3人だけ>
<登山の拠点となる
ベースキャンプまでは→
車で行ける所まで行き→
そこからは ひたすら徒歩>
<一日10時間 歩き続けて
8日目に ようやく到着>
<ここを拠点に
頂上の8034mを目指す>
<ここから数日間 5000mから6500mを登り下りし→
高度順化を行う>
<すると